「園芸文化」を学んでいく際の基礎となる=最初に学ぶ必要のある内容とは何でしょうか?
このサイトでは、園芸文化の基礎的な予備知識を習得する=
「園芸文化とは何か」を概観することだと考えました。
そのために
1)植物研究の第一人者として知られる
中尾佐助先生の「
花と木の文化史」を基礎テキストとして採用しました。
また、その次に
「文化」とは何か、その概念を知ることが重要だと考えました。
こうしたことを学ぶための参考文献、資料に
2)歴史作家の
司馬遼太郎氏の著作や対談集などの中の風土、文化や文明について書かれた内容を選びました。
これらの文献、著作からの「文明」と「文化」を理解することは、今後、園芸文化をより深く学んでいくために必要不可欠です。
さらに、これらを学んだ後に
「日本園芸文化(日本各地にある園芸文化)」とその文化に影響を与えた「海外の園芸文化」を学ぶ意味を発見します。
ここまでの講義内容は、元々園芸文化などというものに興味のない方には、かなり退屈なものかもしれません。しかし、これらの内容を背景として
今後学ぶ、応用課程を想像してもらうために今回、特別に導入部を設けました。
ここで
学ぶ人々の立場ごとにどのように学習内容が変わっていくかを説明します。
それぞれのお仕事と園芸文化の接点を発見していただきます。それによって、応用課程に興味を幾分でももっていただくことが今回の導入部の目的です。
応用課程は、花に関わる仕事別に異なりますが、今回は、試験的にフラワー・アレンジ、デザインなどの分野で活躍する方々が園芸文化を学ぶことを例に応用課程の内容(方向性)をお話しする予定です。
●基礎課程は、以下の項目順に講義をします。
応用課程では、この基礎課程でお話した園芸文化の重要性をより、学ぶ対象別に具体的に特定の花や時代、国、生活との関わりの中で学んでいくことになります。
【基礎課程の講義項目】
「文化」「文明」とは>こちら
「園芸」とは>こちら
「花と木の文化史」の目次から
「日本の園芸文化」を学ぶ意味と「世界の園芸文化」を学ぶ意味を知る>こちらから 園芸文化から、日本の風土と日本文化の姿を発見する
●「応用課程」への導入部<今後の受講への参考>
「フラワー・アレンジと園芸」、「装飾工芸文化と園芸文化の接点」 暮らしの中で「花に思いを託す」、「花で表現する」仕事にとっての「園芸文化を知る・発見する」意味とは?