その1
「花暦之縁(はなごよみのえに)」の宴を継続実施し、より快適にするための支援、サポートとなる園芸活動を展開していく
目的:「花暦之縁」をサポートするための「庭造り、花壇づくり」などをプロから庭木の育成、剪定や草花の手入れの仕方などを季節に合わせて、学ぶことで楽しむ
<定期セミナーとその発端となるイベント開催>
◆学芸大学構内の植栽や花壇を利用した園芸定期セミナーの開催◆
○提携、協力先候補:学芸の森環境機構、JA東京植木、村越園芸、緑創など
第一回:(2016年2月〜3月実施予定)
「正門花壇で学ぶ樹木剪定と花壇づくり〜桜管理とその他の樹木、花壇づくり講習会〜」
学芸大学正門並木のエリアの植栽管理学習をテーマに樹木医(新井氏)からの樹木管理や品種同定、保存育成実地講習セミナーに参加する
学芸の森環境機構の学芸の森推進部門で実施予定の講習会に無料参加(同部門での実施予定期間:2月第2回、その後の実施3月〜隔月開催、桜開花期4月は、小金井市桜祭りとの連携した公開講座を予定)
第二回:(2016年2月〜4月)
「附属幼稚園入口花壇づくり〜子どもと保護者の楽しめる花壇づくり〜」
附属幼稚園入口のエリアの花壇づくり(植栽管理学習をテーマに毎年継続的に附属幼稚園と連携して、植栽学習の試みとなる花壇づくりを実施予定)
●学芸の森環境機構の環境創造地域連携部門で実施。
○同部門での準備予定期間:2015年12月〜2016年2月
年間計画づくりと試験的な春花壇づくり設計
○花壇づくり作業(2016年2月〜4月、桜開花期4月は、小金井市桜祭りとの連携した公開講座とも附属幼稚園園内の桜での連携を予定。シニアSOHO小金井以外、NPO小金井こども遊パークやつながりの杜enなどにも参加を打診予定>参加者は、「学芸の森ボランティア登録」を促す計画)
第三回:
「春牡丹を楽しむために〜牡丹園の再生〜」
若草ガーデンで荒廃した牡丹園の再生をテーマに園芸家や植木職人からの株再生や品種同定、保存育成実地講習と春牡丹の品種講習セミナー
(実施期間:2月準備期、整備実施3月、開花期4〜5月)
その2
<夏以降の展開案:武蔵野公園、野川公園などで2016年夏の開催案>
A案「花暦之縁 処暑〜蒙霧升降(ふかききりまとう)の宴」8月17日頃
早朝、深い森や水辺に白く霧が立ちこめ、幻想的な風景が見られるのもこの頃。
小金井の風景に夏の霧を探し、早朝の霧をテーマにした「食・和歌・写生」の宴を催します。
早朝の野川公園自然観察園で季節の花の観察とデジカメ撮影会を実施
●8月の自然観察園で見られる花々の情報は、こちらをご覧ください
●石原先生の8月の野川公園、野川べりでの写生した絵の題材となった花は、
「エノコログサ」「キンミズヒキ」「ノセンカズラ」「ハマトラノオ」「ワレモコウ」「ジュズダマ」「ヒメシバ」です。
●フォレスト・マム(コミュニティサロンはけの近隣、ヴィーガン惣菜、菓子店)
:昼食での連携候補店、季節の地場野菜を使った惣菜や焼き菓子の提供)の惣菜を使った昼食会を開催。
さらに撮影作品鑑賞とWeb公開講座をコミュニティサロンはけで実施する。
B案「花暦之縁 処暑〜綿柎開(わたのはなしべひらく)の宴」8月23日頃
柎とは花の萼(がく)のこと。ワタは七月から九月にかけてフヨウによく似たクリーム色の美しい花を咲かせますが、それから約一ヶ月後、丸い実を包んでいた萼がはじけ、中からふわふわとした綿毛に守られた種が跳び出します。この綿毛を紡ぐと木綿の糸や布になりますが、純白の綿毛は萼をつけたまま花材としても用いられます。
小金井の茜や藍の染め文化などと関連させて、木綿をテーマにした織、工芸品や植物としてのワタについての絵や文学、歌謡、工芸などを楽しむ宴を企画します。地域の工芸作家などとの連携も視野に展開します。
C案「花暦之縁 処暑〜天地始粛(てんちはじめてさむし)の宴」8月28日頃
処暑の次候にあたり、8月28日〜9月1日ごろに相当する。季節は初秋。天地始粛は、それ自体としては「ようやく暑さが鎮まる」などといった意味。また、処暑の初候は「綿柎開」と言い、末候は「禾乃登」と言う。なお、天地始粛は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「天地始粛」と呼ばれる。
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。「粛」には、縮む、しずまる、弱まるという意味があり、「しゅくす」「しじむ」と読ませている暦もあります。
空気が澄みきってくると、遠くの景色もくっきりと引き締まって見え、空は高くなり、物音まではっきりと聞こえてくるようになるということでしょうか。
【9月1日】
9月1日は、立春から数えて210日目。雑節のひとつ「二百十日」は台風や強風が吹き荒れてくる日といわれます。この時期の台風は本土に上陸するコースをとることが多いのです。特に農家にとって「二百十日」は、「八朔」、「二百二十日」とならんで、天候が悪くなる三大厄日とされています。防災の日でもあります。
<万葉集の秋を感じさせる歌>
君待つと わが恋ひをれば わが屋戸の
すだれ動かし 秋の風吹く
〜「額田王、近江天皇を思ひて作る歌」巻4-0488
【花】
夏の「ダリア」から、秋の「桔梗」へ
●「桔梗」については、本サイトの花研究のこちらをご覧ください。
●「花たちのささやき」での8月末から、9月の花
8月31日 多磨霊園 ノブドウ
8月31日 鉢植 ナンバンギセル
9月1日 府中市 浅間山 クズ
9月3日 武蔵野公園 キツネノカミソリ
9月3日 野川べり フウセンカズラ
9月4日 浅間山 ヌスビトハギ
9月4日 東村山市 センニンソウ
9月5日 野川べり チカラシバ
9月6日 庭先 シュウカイドウ
9月6日 府中郷土の森 コブシの実
9月7日 野川べり ヒメジョオン
9月9日 神代植物公園 ハクチョウソウ
9月10日 神代植物公園 ヤマボウシの実
9月10日 多磨霊園 カヤツリグサ
9月10日 多磨霊園 ホオズキ
9月11日 神代植物公園 スズメウリ
9月11日 神代植物公園 カリガネソウ
9月11日 府中市 浅間山 イヌキクイモ
冬のための秋の剪定管理講習展開案:
「冬を楽しむために〜椿の剪定〜」
学芸大学の椿園での植木職人からの剪定実地講習と椿の品種講習セミナー(期間:9月下旬〜10月)
その4
さらなる展開案:地域文化のアーカイヴづくりとして、石原先生の原画の画像&風土学習データベース(デジタルアーカイヴ化)を検討する。
<風土デジタルアーカイヴづくり計画と連携>
◆「花たちのささやき原画展」開催(note café、または芸術館にて開催)は、2016年度10月開催を目標に企画する。
可能なら、当日参加者からの募金を元に「花たちのささやき」の再刷、または小金井風土アーカイヴ誕生を推進する。
再刷は、大学附属図書館、附属学校図書館や小金井の市立図書館、各小中学校の学校図書館への寄贈を。小金井風土アーカイヴは、シニアSOHO小金井と学芸大学の共働事業として、補助金を受けて開始できるように進める。
<この項目、続く>
「花暦之縁(はなごよみのえに)」の宴を継続実施し、より快適にするための支援、サポートとなる園芸活動を展開していく
目的:「花暦之縁」をサポートするための「庭造り、花壇づくり」などをプロから庭木の育成、剪定や草花の手入れの仕方などを季節に合わせて、学ぶことで楽しむ
<定期セミナーとその発端となるイベント開催>
◆学芸大学構内の植栽や花壇を利用した園芸定期セミナーの開催◆
○提携、協力先候補:学芸の森環境機構、JA東京植木、村越園芸、緑創など
第一回:(2016年2月〜3月実施予定)
「正門花壇で学ぶ樹木剪定と花壇づくり〜桜管理とその他の樹木、花壇づくり講習会〜」
学芸大学正門並木のエリアの植栽管理学習をテーマに樹木医(新井氏)からの樹木管理や品種同定、保存育成実地講習セミナーに参加する
学芸の森環境機構の学芸の森推進部門で実施予定の講習会に無料参加(同部門での実施予定期間:2月第2回、その後の実施3月〜隔月開催、桜開花期4月は、小金井市桜祭りとの連携した公開講座を予定)
第二回:(2016年2月〜4月)
「附属幼稚園入口花壇づくり〜子どもと保護者の楽しめる花壇づくり〜」
附属幼稚園入口のエリアの花壇づくり(植栽管理学習をテーマに毎年継続的に附属幼稚園と連携して、植栽学習の試みとなる花壇づくりを実施予定)
●学芸の森環境機構の環境創造地域連携部門で実施。
○同部門での準備予定期間:2015年12月〜2016年2月
年間計画づくりと試験的な春花壇づくり設計
○花壇づくり作業(2016年2月〜4月、桜開花期4月は、小金井市桜祭りとの連携した公開講座とも附属幼稚園園内の桜での連携を予定。シニアSOHO小金井以外、NPO小金井こども遊パークやつながりの杜enなどにも参加を打診予定>参加者は、「学芸の森ボランティア登録」を促す計画)
第三回:
「春牡丹を楽しむために〜牡丹園の再生〜」
若草ガーデンで荒廃した牡丹園の再生をテーマに園芸家や植木職人からの株再生や品種同定、保存育成実地講習と春牡丹の品種講習セミナー
(実施期間:2月準備期、整備実施3月、開花期4〜5月)
その2
<夏以降の展開案:武蔵野公園、野川公園などで2016年夏の開催案>
A案「花暦之縁 処暑〜蒙霧升降(ふかききりまとう)の宴」8月17日頃
早朝、深い森や水辺に白く霧が立ちこめ、幻想的な風景が見られるのもこの頃。
小金井の風景に夏の霧を探し、早朝の霧をテーマにした「食・和歌・写生」の宴を催します。
早朝の野川公園自然観察園で季節の花の観察とデジカメ撮影会を実施
●8月の自然観察園で見られる花々の情報は、こちらをご覧ください
●石原先生の8月の野川公園、野川べりでの写生した絵の題材となった花は、
「エノコログサ」「キンミズヒキ」「ノセンカズラ」「ハマトラノオ」「ワレモコウ」「ジュズダマ」「ヒメシバ」です。
●フォレスト・マム(コミュニティサロンはけの近隣、ヴィーガン惣菜、菓子店)
:昼食での連携候補店、季節の地場野菜を使った惣菜や焼き菓子の提供)の惣菜を使った昼食会を開催。
さらに撮影作品鑑賞とWeb公開講座をコミュニティサロンはけで実施する。
B案「花暦之縁 処暑〜綿柎開(わたのはなしべひらく)の宴」8月23日頃
柎とは花の萼(がく)のこと。ワタは七月から九月にかけてフヨウによく似たクリーム色の美しい花を咲かせますが、それから約一ヶ月後、丸い実を包んでいた萼がはじけ、中からふわふわとした綿毛に守られた種が跳び出します。この綿毛を紡ぐと木綿の糸や布になりますが、純白の綿毛は萼をつけたまま花材としても用いられます。
小金井の茜や藍の染め文化などと関連させて、木綿をテーマにした織、工芸品や植物としてのワタについての絵や文学、歌謡、工芸などを楽しむ宴を企画します。地域の工芸作家などとの連携も視野に展開します。
C案「花暦之縁 処暑〜天地始粛(てんちはじめてさむし)の宴」8月28日頃
処暑の次候にあたり、8月28日〜9月1日ごろに相当する。季節は初秋。天地始粛は、それ自体としては「ようやく暑さが鎮まる」などといった意味。また、処暑の初候は「綿柎開」と言い、末候は「禾乃登」と言う。なお、天地始粛は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「天地始粛」と呼ばれる。
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。「粛」には、縮む、しずまる、弱まるという意味があり、「しゅくす」「しじむ」と読ませている暦もあります。
空気が澄みきってくると、遠くの景色もくっきりと引き締まって見え、空は高くなり、物音まではっきりと聞こえてくるようになるということでしょうか。
【9月1日】
9月1日は、立春から数えて210日目。雑節のひとつ「二百十日」は台風や強風が吹き荒れてくる日といわれます。この時期の台風は本土に上陸するコースをとることが多いのです。特に農家にとって「二百十日」は、「八朔」、「二百二十日」とならんで、天候が悪くなる三大厄日とされています。防災の日でもあります。
<万葉集の秋を感じさせる歌>
君待つと わが恋ひをれば わが屋戸の
すだれ動かし 秋の風吹く
〜「額田王、近江天皇を思ひて作る歌」巻4-0488
【花】
夏の「ダリア」から、秋の「桔梗」へ
●「桔梗」については、本サイトの花研究のこちらをご覧ください。
●「花たちのささやき」での8月末から、9月の花
8月31日 多磨霊園 ノブドウ
8月31日 鉢植 ナンバンギセル
9月1日 府中市 浅間山 クズ
9月3日 武蔵野公園 キツネノカミソリ
9月3日 野川べり フウセンカズラ
9月4日 浅間山 ヌスビトハギ
9月4日 東村山市 センニンソウ
9月5日 野川べり チカラシバ
9月6日 庭先 シュウカイドウ
9月6日 府中郷土の森 コブシの実
9月7日 野川べり ヒメジョオン
9月9日 神代植物公園 ハクチョウソウ
9月10日 神代植物公園 ヤマボウシの実
9月10日 多磨霊園 カヤツリグサ
9月10日 多磨霊園 ホオズキ
9月11日 神代植物公園 スズメウリ
9月11日 神代植物公園 カリガネソウ
9月11日 府中市 浅間山 イヌキクイモ
冬のための秋の剪定管理講習展開案:
「冬を楽しむために〜椿の剪定〜」
学芸大学の椿園での植木職人からの剪定実地講習と椿の品種講習セミナー(期間:9月下旬〜10月)
その4
さらなる展開案:地域文化のアーカイヴづくりとして、石原先生の原画の画像&風土学習データベース(デジタルアーカイヴ化)を検討する。
<風土デジタルアーカイヴづくり計画と連携>
◆「花たちのささやき原画展」開催(note café、または芸術館にて開催)は、2016年度10月開催を目標に企画する。
可能なら、当日参加者からの募金を元に「花たちのささやき」の再刷、または小金井風土アーカイヴ誕生を推進する。
再刷は、大学附属図書館、附属学校図書館や小金井の市立図書館、各小中学校の学校図書館への寄贈を。小金井風土アーカイヴは、シニアSOHO小金井と学芸大学の共働事業として、補助金を受けて開始できるように進める。
<この項目、続く>
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2016年第一期具体設計案:その2「NPO法人“シニアSOHO小金井”での実施試案概要」 |
「花暦之縁(はなごよみのえに)」づくり |