●上半期:
STEP1:「地域、風土に対応した郷土学習への試み」(2015〜2016年)1)2015年度は、受講する対象を小中学教育に関わる人々(小中学生とその教育関連従事者)を対象とした内容設計を試みます。試験実施地域(東京・多摩/神奈川・相模原)の風土文化に焦点をあて、郷土学習を具体的に設計していきます。
郷土史や風土・地理学習に花、植生と花に関わるジャンル別(お茶、フラワーアレンジ、生け花など)を含めて、学習内容に盛り込み設計していきます。こうした地域・ジャンル別のコンテンツを中心に郷土学習プログラムを設計し、進めていきます。
先ず、
小中学校の従来からの「社会科の郷土学習」を発展させる。
さらに「社会科学習」を地域との連携した「地域コミュニティスクール」としての郷土教育へと展開させる。
そうしたことでより地域独自の郷土学習プログラムを開発する
ことを目指す予定です。
●郷土学習についての予備調査予定項目(モデルプロジェクト関連)
1)社会科教育連盟の活動、研究における「郷土学習」の扱いと各モデル予定校の社会科教諭へのヒアリング
*事前に新指導要領「生きる力」においての「社会科教育」への力点を確認しておく。<教育トレンドの把握>
◆文部科学省のホームページからの転載(以下に社会科教育への指針を部分転載しておきます。)
<新指導要領:「生きる力」より、社会科に関連した部分のみを抜粋して転載>
伝統や文化に関する教育を充実します
社会では、
● 世界文化遺産や国宝などの文化遺産を取り上げる歴史学習(小学校6年生)
● 身近な地域の歴史や各時代の文化の学習(中学校・歴史的分野)
社会の進展に対応した教育を行います
● 節水や節電などの資源の有効利用(小学校3・4年生)
● 持続可能な社会の構築のため、地域における環境保全の取組の大切さ(中学校・地理的分野)
その他の取り組みでは
● 情報化した社会の様子や自然災害防止の取組を学習します(小学校5年生)
● 国民の司法参加(小学校6年生)や、契約の重要性(中学校・公民的分野)を学習します
● 個別学習の並列的な記憶よりも一連のできごと全体の確かな理解を重視し、各時代の特色や
時代の転換を学習します(中学校・歴史的分野)
<転載、以上>
*各種社会科教育研究を推進する様々な団体、組織へのヒアリング
◆社会科教育連盟>学芸大学附属小金井小学校内に事務局を置く、「社会科教育連盟」とのコンタクトを取り、研究の現状をヒアリングする。
◆全国中学校社会科教育研究会の事務局とコンタクトし、ヒアリングと資料収集を行う。<連絡先>社会科教育連盟(事務局)東京学芸大学附属小金井小学校
東京都小金井市貫井北町4−1−1
Tel:042-329-7823、Fax:042-329-7826
e-mail:syakaika.kyouiku.renmei@gmail.com
◆ホームページは、
こちらから。全国中学校社会科教育研究会<事務局>
文京区立茗台中学校
事務局長:戸部 範一(文京区立茗台中学校長)
住所:東京都文京区春日2-9-5
Tel:03-3811-2969
Fax:03-5689-4559
◆ホームページは、
こちらから。*各モデル校の社会科教諭へのヒアリング
<交渉中→2013年末での現状:忙しくて対応不可との返事受け>2)コミュニティスクールに関する研究、現状を把握する。(特にモデル地域「小金井市」での現状把握)*文部科学省からの情報収集
同省の「コミュニティスクール」に関する総合パンフレットは、文部科学省の公式サイトからも、本サイトのダウンロードコーナーにある
こちらのカテゴリーからもダウンロードして、入手が可能です。
*各モデルエリアでのコミュニティスクール進捗の情報収集<小金井市>
学芸大学附属小金井小学校→
モデルプロジェクトの提案(2014年度)後のヒアリングを予定学芸大学附属小金井中学校→
学校評議会へのヒアリングを予定小金井市教育委員会、総合教育会議(新制度)→
現状での未実施社会教育審議会、生涯教育課→
現状で未実施教育関連NPO市民団体、市議、PTA連合会→
具体的な地域課題のテーマでのヒアリング活動連携を摸索しつつ、コミュニティスクールの現状ヒアリングを実施予定<相模原市>
相模原市教育委員会→
教育局長へのヒアリング→現状では、実施は未検討とのこと。基本的には、各学校の校長の意向による各学校での学校評議会(地域との連携のための組織)設置の現状とその評議会の意見集約次第とのこと