●STEP3:「地域、風土に対応した郷土学習とはどのようなものかを実際の社会科授業実施者へ提案する」(2017年)1)2017年は、受講する対象を小中学教育に関わる人々(小中学生の社会科教師)を対象とした郷土学習の内容設計を試みます。
そのために「社会科教育連盟」の各年代ごとの研究会での生活科・社会科研究の実態を把握し、社会科教師向けのセミナープレゼンテーション実施していきます。
何か所かの選定地域(東京・多摩/神奈川・相模原)の風土文化に焦点をあて、郷土学習への風土園芸文化導入を具体的に計画していきます。
●郷土学習についての「社会科教育連盟」の取り組みを知る
1)社会科教育連盟の第68期協議会(6月21日開催)に参加し、まず「中学校」での郷土教育の研究最前線の現状を把握しました。
**教育指導者自体の教育の必要性と教育プログラム自体が全国共通である内容と同時に地域独自の内容を実践する必要性の2つを提案する。>69期から、3−4年部会に参加しました。その報告は、こちらから。
●環境学習についての「東京学芸大学」「NPO法人 birth」の取り組みを知り、地域単位での園芸文化学習の必要性と環境学習との連携の必要性を提案する
1)学芸大学の学芸の森環境機構と環境教育研究センターにコンタクトし、社会教育連盟の「小学校・中学校」での郷土教育の研究と連携した郷土学習と環境教育の連携の必要性を提案する。
その過程で、地域の環境・郷土・園芸文化学習の拠点づくりの必要性を遡及する。>環境教育研究センターでは、それぞれの教授の専門プログラムが進行しており、新たな試みは、「するための場所=農園など」の提供という範囲でのみ可能で、自らが実践する形を支援していただけるという形式のようです。>学芸の森環境機構での展開へと変更しました。詳細は、こちらのカテゴリーをご覧ください。
2)NPO法人birthの各公園での花壇づくりセミナー、教室などへの新たなプログラムとしての郷土園芸文化教育プログラムを提案し、参加する。>2017年度以降に予定。●STEP4:「地域、風土に対応した郷土学習とはどのようなものかを学校支援、コミュニティスクール、社会(生涯)教育実施関係者や関係機関へ提案する」(2017年)1)2017年は、受講する対象を小中学教育支援に関わる人々や社会・生涯教育を対象とした機関や組織団体に向け郷土学習のを地域の課題を取り込んだテーマで内容設計を試みます。
そのために2016年度に実施して、関連活動調査を元に関連機関、組織団体向けのセミナープレゼンテーション実施していきます。
選定地域(東京・小金井)の風土文化と地域課題に焦点をあて、郷土学習への風土園芸文化導入を具体的に計画していきます。
●郷土学習についての地域の社会・生涯教育の取り組みと課題を知り、小金井における風土教育の入り口を設計する
1)小金井の社会教育審議会の答申や生涯教育課の活動を把握し、その課題を整理する。
●第三次小金井市生涯学習推進計画(こちらから、ご覧ください。)
上記計画によると課題は、大きく以下の3項目となっています。
1)情報発信力の強化(HPなどメディアでの発信を促進?)
2)人と場所の確保(学びたい人をなんとか増やし、その教える場所も確保させできれば…)
3)連携協働の推進(自治体でできないところは、市民やNPOに頑張ってもらえるようにすれば、実現できるかも…)
この内容からは、「生涯教育として推進されている内容は良いのだが、ただ、多くの市民に知られていないだけ」とのために講師や開催場所、協力してくれるNPOや市民団体などが足りないという」ことが見えてきます。
少なくとも、有識者が動員でき、多くの市民がその教育活動の存在を知れば、その教育として推し進める内容は、有識者に任せ、自治体のできない部分は、NPOや市民団体などの力を借りることができれば、生涯教育環境充実と教育するべき内容は別として、なんだかの結果(教育成果)はついてくるという自治体の姿勢が解ります。
相変わらずの教育すべき内容についてのビジョンが無いままの情報詰め込み式教育の延長線上の教育がここにも存在しているようです。
●当然、何故こうした課題が生じてきたのか?「生きがいとしての「教育」を必要と考える暮らしのビジョンづくりを解決への糸口と考えない傾向」は延々と続いています。<この項、作成中>