住所:
小金井市貫井南町三丁目2番28号

<「川の地図辞典(多摩東部編)」より、転載>地図は、本サイトのエリア地図コーナーの「小金井-平成」でその場所を特定できます。

武蔵野段丘の湧水で、東京の名湧水57選のひとつ。
国分寺崖線の下から豊かな地下水が湧き出している。

滄浪泉園は、大正3年(1914年)に浅野セメント社長波多野承五郎が建設した別荘で、大正8年(1919年)に訪れた犬養毅が名付けた。後に三井鉱山社長川島三郎が譲り受け、昭和52年(1977年)東京都が買収し公園として開放した。
園内の湧水を集めた広い池の周囲には樹木が茂り、今も武蔵野の面影を残している。湧水は、野川に流入している。


<転載以上>

◆開園時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
◆休園日 毎週火曜日(祝日に当たる場合は翌水曜日)、
        年末年始(12月28日〜1月4日)
◆問合せ先 滄浪泉園管理事務所 TEL:042−385−2664
◆交   通 JR中央線武蔵小金井 南口から徒歩15分


【園内の植生を観るにあたって】

この国分寺の崖線にある谷戸を観ることのできる公園では、貫井神社と共に最も古い自然植生が残っている公園と思われます。もちろん、大正3年に作られた頃の造園情報があれば、それに越したことはないのですが、かなり難しいでしょう。

園内の樹林は、アカマツの林です。東京都の緑地保全地区にも指定されており、是非、丁寧に一つ一つの植物を観てほしいものです。他の同じ崖線の谷戸を形成している公園や庭園と比較することで、より多くの発見があると思われます。特に湧水や池周辺は重要な植生地です。


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