「郷土学習」の素材を探す
小学校低学年「生活」科目の授業での第一ステップ「植物の視点」で実施された「観察とヒアリング」は、最も簡単で基本となる
「良く観る」「知っているだろう人に話を聞く」
という段階からの学校、自宅、近所での「植物の発見」でした。
当然、この第一ステップで得た情報を核に、3〜4年の「社会」科目の郷土学習への道筋を設計しておかなくてはなりません。
小学校高学年での「社会」科目の郷土学習の第一ステップ、
「学習の助けとなる「素材」を探す」
でもこうした点を踏まえて、授業を設計する必要があります。
第一に
「素材を探す方法を学ぶ」という授業を設計する方法を検討していきます。
ここでも低学年と同様に「観る」ことから、「疑問、不明点の発生」「調べて理解する」というステップを踏みます。
「素材を発見するには」
その1:「観る」を設計する
最初は、小学校低学年同様の「観る」から開始します。
まず、「郷土」=「日常生活をおくる範囲(生まれてから、今まで、または今現在)」という認識を子どもたちに話します。
特別、旅行や遊びに行く範囲でなく、毎日の生活をおくる場所という意味合いを理解させ、自分にとっての「郷土」の範囲は?という発表へと導きます。
もちろん、子どもそれぞれに違う筈です。
「家、家から学校への通学路などの間、そして学校」「さらに、時々遊びに行く友達の家とその道すがら」「もちろん、定期的に習い事の先生の家や建物、その道すがら」
色々な話がでてくるでしょう。
歩いていける範囲から、電車で通える範囲など、様々でしょう。夏休みに訪ねる親戚の家や遊びに行くディズニーランドなどは違うことも知ります。近所でのお祭りや縁日、神社、駅前など行動的になれば、その範囲はどんどん広がっていきます。
毎日「観る」から、自分の中に「なんとなく、良く知っている場所、いつも観る場所、人、建物、物など」が記憶として残ります。もちろん、「匂いや音」など、その全てが良く知っている何かとして残るものが郷土であることを話し合います。
その範囲を今度は、「違った見方で観る」ことにします。
最初は、「地図を活用して、観る」ことで範囲を知ります。
この地図で得た情報をたよりに今度は、
実際場所をの遠景として、自分の目で「高い場所から、見渡して観る」ことでその範囲を知ろうとします。学校の屋上に上がったり、窓から見える遠景、または近くにある高い建物や駅なから、観ることにします。
大事なのは、このとき、方角は、地図を頼りにしますが、実際の目で観た場合は、目立つ目標(ランドマーク)を覚えることです。
「教室での再確認、観たことから、疑問へ」
ランドマークとなるのは、大きな建物、森、木、遠くの山などです。このとき、「方角」「森」「木」「山」「建物」を写真に撮り、再度、教室でそれらの写真と地図を照らし合わせるようにして確認していきます。
大事なのは、普段何気なく遠景として、自分の記憶に残る風景も重要な郷土の映像だという体験です。その中に「木」「森」などの緑、「遠くの山並み」「海」「池」などの形が記憶されることが大事です。
その次のステップとなる授業では、
「実際に観えたあの緑、山、海、森はなにかを考えること」、
「解らないことへの疑問を発すること」
へ展開していきます。
小学校低学年「生活」科目の授業での第一ステップ「植物の視点」で実施された「観察とヒアリング」は、最も簡単で基本となる
「良く観る」「知っているだろう人に話を聞く」
という段階からの学校、自宅、近所での「植物の発見」でした。
当然、この第一ステップで得た情報を核に、3〜4年の「社会」科目の郷土学習への道筋を設計しておかなくてはなりません。
小学校高学年での「社会」科目の郷土学習の第一ステップ、
「学習の助けとなる「素材」を探す」
でもこうした点を踏まえて、授業を設計する必要があります。
第一に
「素材を探す方法を学ぶ」という授業を設計する方法を検討していきます。
ここでも低学年と同様に「観る」ことから、「疑問、不明点の発生」「調べて理解する」というステップを踏みます。
「素材を発見するには」
その1:「観る」を設計する
最初は、小学校低学年同様の「観る」から開始します。
まず、「郷土」=「日常生活をおくる範囲(生まれてから、今まで、または今現在)」という認識を子どもたちに話します。
特別、旅行や遊びに行く範囲でなく、毎日の生活をおくる場所という意味合いを理解させ、自分にとっての「郷土」の範囲は?という発表へと導きます。
もちろん、子どもそれぞれに違う筈です。
「家、家から学校への通学路などの間、そして学校」「さらに、時々遊びに行く友達の家とその道すがら」「もちろん、定期的に習い事の先生の家や建物、その道すがら」
色々な話がでてくるでしょう。
歩いていける範囲から、電車で通える範囲など、様々でしょう。夏休みに訪ねる親戚の家や遊びに行くディズニーランドなどは違うことも知ります。近所でのお祭りや縁日、神社、駅前など行動的になれば、その範囲はどんどん広がっていきます。
毎日「観る」から、自分の中に「なんとなく、良く知っている場所、いつも観る場所、人、建物、物など」が記憶として残ります。もちろん、「匂いや音」など、その全てが良く知っている何かとして残るものが郷土であることを話し合います。
その範囲を今度は、「違った見方で観る」ことにします。
最初は、「地図を活用して、観る」ことで範囲を知ります。
この地図で得た情報をたよりに今度は、
実際場所をの遠景として、自分の目で「高い場所から、見渡して観る」ことでその範囲を知ろうとします。学校の屋上に上がったり、窓から見える遠景、または近くにある高い建物や駅なから、観ることにします。
大事なのは、このとき、方角は、地図を頼りにしますが、実際の目で観た場合は、目立つ目標(ランドマーク)を覚えることです。
「教室での再確認、観たことから、疑問へ」
ランドマークとなるのは、大きな建物、森、木、遠くの山などです。このとき、「方角」「森」「木」「山」「建物」を写真に撮り、再度、教室でそれらの写真と地図を照らし合わせるようにして確認していきます。
大事なのは、普段何気なく遠景として、自分の記憶に残る風景も重要な郷土の映像だという体験です。その中に「木」「森」などの緑、「遠くの山並み」「海」「池」などの形が記憶されることが大事です。
その次のステップとなる授業では、
「実際に観えたあの緑、山、海、森はなにかを考えること」、
「解らないことへの疑問を発すること」
へ展開していきます。
投票数:37
平均点:2.16
「郷土学習」へのアプローチ:その2 小学校3〜4学年の学習指導要領「社会」 |
小中学校への郷土教育としての植木・園芸文化教育 |
「郷土学習」へのアプローチ:その2-3 小学校3〜4学年の「社会」科目>素材探し>調べる、調べる方法を探す |