【2015年度第1回部門会議】

参加者:
前田機構長、岩元准教授(総合教育系)、山田教諭(附属幼稚園主任教諭)、高坂(任意機構員)

1)正面並木の目視調査と現状確認

参加者全員で現状の正面並木を確認し、植栽の状況を把握しました。

内容としては、本サイトの桜守プロジェクトのこちらの調査報告をご覧ください。

2)今後の植栽管理計画立案へのモデル設計について

●モデル設計の考え方とフロー●

1)このエリアとその植栽の今と変遷(歴史=そこに込められた人々の思い)を知る

●上記の1年を通じての目視調査と施設部の実施してきた桜調査を元に1年を通じての草花や樹木の状況(開花、結実、葉の着き方、病気・害虫、枯れ死、未成長などの概要)を把握します。

●その上で大学史や施設部の植栽管理などの資料などを元に誰が、どのように植栽してきたかを知ります。

●「この正面の桜並木のアイデンティティとは何か」を考え、その実現のための方法を設計します。そのためには、この並木を共有する地域住民や周辺の人々との関連、風土史を発見することも必要です。

2)その思いを実現できなかった理由、課題を発見する

●園芸文化育成アドバイザーと植物、植栽、植木の専門家(地域の植木・植栽文化の担い手の協力を得る)と協力して、改善・管理の手法を検討します。

3)解決の手法を摸索、設計するとともに新たなこのエリアの植栽のアイデンティティを明確にし、広く(学内外に)伝える

●新たな正門並木のアイデンティティを設計します。

●植栽とその維持管理計画と組織を設計します。(本エリア管理担当部門:管理主体は、学芸の森・守り人の会で、ボランティア参加は、時期ごとに区分して、各教室で持ち回りで学生参加を進める)

●上記の経緯と成果を学内外に告知(Websiteや広報、公開講座「貫井北町との共生を学ぶ〜正門桜並木再生への道〜」を開催するなど)し、学内だけでなく、地域住民との交流を推進します。


<この項、続く>