【環境地域連携部門活動:2015年6月】
教育の森プロジェクト設計の準備
Step1)現状調査
現状の「学芸の森」に関する各部門、学系、施設部、学務課、広報課や附属学校等、同窓会(職員OB会)ごとの地域連携の現状を知る
●学内ヒアリング実施
1)地域ボランティア登録制度の計画と現状把握
1)地域住民との連携のある部門へのヒアリンク
<実際に地域住民との関連や連携の多いと思われる学内各組織へのヒアリング実施:第一次 5月〜6月>
●自然科学系・環境教育センター
外部地域団体の利用が多く、学内で活動する際の登録や作業に関する管理現状の把握をシステムをヒアリングする
*樋口教授へのヒアリング結果:
現状では、利用申し込み団体や個人の申請登録となり、団体の場合は、その団体で参加人員の管理をするので、センター側では、規模や参加人数などは把握しているが、作業をする個人の登録管理は実施していない。基本的には団体にまかせて、一定期間の利用に制限して、申請内容単位で実施している。
*利用実績のある地域の団体を登録リスト化して保存している。
●芸術・スポーツ系・野外教育研究・小森研究室の若草研究室及び前庭の利用
*若草研究室とその前庭での地域ボランティア「杜en」の活動についてヒアリング結果
NPO団体である「トランジションタウン小金井」のワーキンググループの「杜en」(一団体のみ)による若草研究室の前庭での「果樹園」づくりを地域連携と野外教育の実習として推進している。
*基本的には、NPO団体による参加地域住民の企画立案と全体管理に任せている現状。研究室の担当者が計画を支援、管理補助することで進めている。
●北門守衛所脇の「バラ園」での植栽管理と運営
地域住民の参加によるボランティア活動として、指定エリア内での利用を容認し、住民の計画、実施に任せている。住民側での人的管理が主。
●公開講座など外部からの地域住民参加などの場合
イベントごとの申込み申請単位で広報課で個人登録管理を行い、イベント自体では、管理運営する教員や講師による学内活動の管理を実施している。
2)施設、用具貸出などの手法と現状
●上記の外部地域住民の利用については、各部門単位でそれぞれの所有・管理する施設、設備、用具か、随時施設部、総務部などから、借りうけた設備を利用して利用させているために各部門での責任管理となっている。
●施設部で計画した学芸の森「地域ボランティア」の登録と用具貸出のシステムは、Websiteなどで告知はしたものの、未整備で、実稼働。
3)植栽管理、受託業務に関する学生の参加や外部民間委託による植栽整備(随契、入札から、実施、その結果報告まで)の現状把握>
地域住民を対象としたものではないが、現状の植栽整備の管理という側面で地域住民による参加のために、把握し、連携を進める必要のある現状の植栽管理を知っておく必要があるため
*施設部、総務部などにヒアリング予定>未実施
●地域住民を対象とはしていないが、学生の利用という観点から、可能なら、今年度の草刈り作業などやキャンパスクリーンデーなどのタイミングでの計画と実施内容、その後の報告などを元に施設や用具の貸出、管理などの実施状況の把握をすすめたい
●特に刈り取った後の雑草や落ち葉や雑木などの始末と廃棄や処分の方法なども把握しておきたい
*環境改善部門の計画にある堆肥化プログラム検討のための「コンポスト推進計画」にも連携したいので、是非、現状を同部門と共有したい。
4)学芸の森環境機構の他部門での地域住民活用に関する要望について
実際に各部門で計画している作業などでの地域住民との連携に関する要望を本部門に素案で良いので、可能、不可能は別として、基本的な要望書として、提出してほしい。
<「教育の森」の基本構想案に、続く>