【より多くの“守り人”の参加を促すために】

Step1)大学生にとっての「学芸の森」とは何かを考える

「自分が小さい頃から、現在まで住み・学んできた郷土や風土(文化・自然・人・社会などその取り巻く環境の総体)」
「教育者を目指す学生が、将来自分が教師として“教育の場とする土地”の環境風土」
を理解することに、どんな価値があるのか?



郷土理解によって、いままで、気付かなかった自分の内なる「アイデンティティ」を発見できる?

「環境・風土=自己アイデンティティを形作ってきた苗床・学びの環境」
そうした風土を探究し、その存在を理解・発見することで、
「自分の存在」に「近づき、よりそう」
そして、「自らの夢(ファンタジー=未来へのヴィジョン)を創る」
ことができるようになる




そして、その郷土理解への過程で、将来の自分の教育の場「環境・風土(どんな場所でも)」で活用できるための「知恵と体験(手法と経験)」を獲得する。
そうした、環境や風土の体験学習プログラムが「教育の森=学芸の森」



将来、自らが教師として、一緒に体現する風土を子供たちに学ばせる・楽しませることのできる存在=助言者(メンター)になれるためには



風土と接し、その楽しさを風土を共有する人々と一緒に体験し、
自らの内なるアイデンティティを見つけ、
多くの助言者の助けを借りて
自らのファンタジー(夢)を創造する体験が必要!

「自らが教育者=助言者(メンター)となっていくための」
体験型・環境風土・地域学習プログラムが
学生にとっての「学芸の森・教育の森」


【メンタリングとは】

<Wikipediaより、転載>

メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つ。指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(Mentee)本人と、関係をむすび自発的・自律的な発達を促す方法である。
プロテジェがメンターから指導・支援・保護されるこの関係をメンター制度(メンターせいど)ないしメンターシップ(Mentorship)と呼ぶ。

<転載、以上>

●そのために学生にとって、必要な準備とは

*自分の郷土に対する理解「郷土学習経験とその結果得た知識」の現状把握
*これから、どんな教師となりたいか、助言者となりたいかという、今現在の自らのヴィジョンやファンタジー(物語)


Step2)教師や職員にとっての「学芸の森」とは何かを考える

「自分が小さい頃から、現在まで学んできた郷土や風土(文化・自然・人・社会などその取り巻く環境の総体)とは異なる、教師(助言者)、職員(教育支援者)として大学教育という一時期に選んだ施設環境」
「より良き「助言者」「支援者」として活動する場=“フィールドワーク環境”として活用する場所・環境風土・地域」
を理解することに、どんな価値があるのか?



自ら、郷土理解によって、いままで、気付かなかった自分の内なる「教えるため、助言するために素材となる自らのアイデンティティ」を発見できる?

「環境・風土=自己アイデンティティを形作ってきた苗床となった自分にとっての学びの環境と今の環境の関係の発見」
そうした風土を探究し、その存在を理解・発見することで、
学生たちの「抱えている風土理解」や「アイデンティティを摸索する今に近づき、よりそう」
そして、「彼らの夢(ファンタジー=未来へのヴィジョン)を創る作業へ助言をする」
ことができるようになる




そして、その助言手法を学ぶ=教師にとっては、教育の場である「大学」という風土・地域で「ここでしかできない学習手法とフィールドワーク体験」を開発する。
そうしたプログラム開発を可能にするための場所づくりが「教育の森=学芸の森」づくり



今、自らが教師として、一緒に体現する風土を学生たちに学ばせる・楽しませることのできる存在=助言者(メンター)になれるためには



風土と接する、その楽しさを風土を共有する学生や地域の人々と一緒に体験し、自らの教育プログラムへと消化し、
自らの内なる「メンターとしてのアイデンティティ」を見つけ、
仲間の助言者や支援者(職員)の助けを借りて、
学生たちのファンタジー(夢)を創造の助言を行う新たな大学教育プログラムづくりを実現する

「学生たち(地域住民等)が将来、より良き教師=助言者(メンター)となっていくため」に
この場所ならではの体験型・環境風土・地域教育プログラムづくりを可能にする教育環境が
「学芸の森・教育の森」


●そのために教師、職員にとって、必要な準備とは

*自らの郷土に対する理解「郷土学習経験とその結果得た知識」の現状認識する
*自分の「学芸の森」「小金井という地域」についての知識の現状を認識する
*現在の自らの専門とする分野や研究での教育プログラム(教師)、支援プログラム(職員)に「学芸の森」を取り込むための基本設計を進める


●参考図書:
「科学者が人間であること(中村桂子著、岩波新書)」
「こころの最終講義(河合隼雄著、新潮文庫)」



●教師は、全教科で、職員は、全学務業務、学生管理業務、施設管理業務、広報管理業務などで、「学芸の森=教育の森」構想との連携がどのように可能なのか?という疑問に応える「学芸の森・教育の森」活動試案づくりが課題となります。
>それができなければ、全学科教員、全職員の積極参加は不可能です


Step3)地域住民にとっての「学芸の森」とは何かを考える

学芸大学の周辺に居住する住民にとっての「学芸の森」とは、今、どんな存在なのでしょう。
この「教育の森プロジェクト」で今後、どんな存在になっていくことができるのでしょう。
解っているのは、このことが「学芸の森の将来」を決めていくことです。



地域住民にとっては、今、学芸大学の構内、森(植栽)は、
気軽に散歩のできる公園のような場所になっています。

「通り抜ける」、「幼稚園の送り迎えに歩く」、「昼に散歩する」など正門近くには、広々としたウッドデッキが整備され、気軽に利用できるカフェもある公園のような場所となっています。


■しかし、実際には、植栽は整備されているようで、ここそこで荒れ放題になり、樹木も伸び放題になって、風が吹けば、折れた枝が飛んできたり、良く見ると花壇も咲いているようで、そのまま野原のように放置されているものも多いのが現状です。



公園のような存在だから、住民にとっては、自分の家の庭のように自由に手入れすることはもちろん、できません。
公園のように管理者に任せておくしかない場所なのです。身近には存在するやすらぎの場所ではあるものの、積極的に関わるものにはなっていません。

だからこそ、自分たちには幾分、疎遠な、眺めるだけのもの、積極的に楽しみ、関わるものではないというのが実情でしょう。

■私たちの「教育の森プロジェクト」は、この森のアイデンティティを変えていくことによって、地域の方との関わりを変えていくことを目指しました。


嘗て日本の各地にあった「入会地(地域の共有財産として、守り育て、利用していく場所)」さらには、「その風土・地域の学びを体験する場所」へと変える


そのための構想図が以下のものです。

<教育の森構想図>


自分たちのもう一つの共有の庭のような存在であると同時に地域の学び=地域・風土の発見をでき、家族、仲間で楽しめる場所へと変えたい

それが「教育の森プロジェクト」の考える地域の住民のためのこれからの「学芸の森」づくり、そのヴィジョンなのです。


Step4)大学同窓生、附属学校同窓生、職員OBなどにとっての「学芸の森」とは何かを考える

<この項、作成中>
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