【小中学校の社会科教師の求めるものを考える】
このコンテンツでは、いかに社会科教師に本サイトの考え方を理解してもらい、積極的に学習、活用してもらえるかを考えていきます。
そのために「社会科教育連盟」に参加し、その研究会でのコミュニケーションの過程で「彼等」の現状と求める「何か」を探していく計画です。
【小学校社会科教師にとっての課題とは】
1)学校の配属転換という背景
基本的には、地域(公立)の社会科教師は、数年で他校への配置換えを余儀なくされます。同じ地域の「郷土教育」に接する機会は一定期間に限られます。
>◆課題解決への方向性
●一地域で学んだ手法がそのまま、別地域で活用できるという環境、システムの提供
●後輩に構築した「郷土学習」の設計や実施の成果を継承できるようなシステムの構造とそれをサポートするためのシステム
●継続的に同校で成果を発展させていくことのできる「人材」(学校内外)の育成
2)社会科教材づくりや新たな試みを行うのに他の業務が多く、時間がつくりずらいという背景
基本的には、社会科教師は、社会科以外の「担任」「その他の業務担当」など、様々な学校内での業務にも携わる関係で、十分な時間をとることができないのが、現状です。この課題を解決することも重要な課題です。
>◆課題解決への方向性
●現状の時間が少ない中でも、このプロジェクトが将来的な「自分にとっての重要な意味をもつ」ことを理解することで、自分の優先的な業務であることを理解させる。
具体的には、「高学年での教育」や「社会教育」のノウハウとしても自ら蓄積することで、自分の教育者としての将来設計にも重要であるという環境づくりを地域、日本全体で実現していくことにあります。
●授業サポートも「コミュニティスクール」など地域からの支援を実現することで、関連する授業時間に対して、より多くの成果を生み出すことができるようにする。
3)社会科の各単元授業設計も課題が多く、設計時間が少ない。
さらに、1年から4年までの郷土教育関連単元以外では、新たな「郷土教育」に関わる内容を展開できないという現実
教育指導要領では、郷土教育は、小学校1年〜4年までを基本としており、その後は、東京都など、広い視野を求められるという実際とそれぞれの指導要領で提供されている単元内容の設計が主な業務で他の課題を業務に取り込むことが難しいのが現状のようです。
>◆課題解決への方向性
●実際の指導要領が求める各単元内容に即した形で「地域独自の郷土教育」を織り込めるような授業設計支援を本サイトの地域単位(学校単位での)支援メンバーにより行い。大きな変化無しに、授業シフトを可能にする。
●実際の授業でも本システムの画面を使える(プロジェクター表示)ように設計し、教師の資料作成時間を減らすような支援を行う。
●総合学習、または時間外の放課後スクール、地域のコミュニティスクールなどで「植生調査などのフィールドワーク」を地域の支援者がサポートするなどの工夫も重要。そうした補助授業の成果を実際の各科の授業の単元内容とつないでいけるような計画もあっていいのではないでしょうか?
<この項、続く>
このコンテンツでは、いかに社会科教師に本サイトの考え方を理解してもらい、積極的に学習、活用してもらえるかを考えていきます。
そのために「社会科教育連盟」に参加し、その研究会でのコミュニケーションの過程で「彼等」の現状と求める「何か」を探していく計画です。
【小学校社会科教師にとっての課題とは】
1)学校の配属転換という背景
基本的には、地域(公立)の社会科教師は、数年で他校への配置換えを余儀なくされます。同じ地域の「郷土教育」に接する機会は一定期間に限られます。
>◆課題解決への方向性
●一地域で学んだ手法がそのまま、別地域で活用できるという環境、システムの提供
●後輩に構築した「郷土学習」の設計や実施の成果を継承できるようなシステムの構造とそれをサポートするためのシステム
●継続的に同校で成果を発展させていくことのできる「人材」(学校内外)の育成
2)社会科教材づくりや新たな試みを行うのに他の業務が多く、時間がつくりずらいという背景
基本的には、社会科教師は、社会科以外の「担任」「その他の業務担当」など、様々な学校内での業務にも携わる関係で、十分な時間をとることができないのが、現状です。この課題を解決することも重要な課題です。
>◆課題解決への方向性
●現状の時間が少ない中でも、このプロジェクトが将来的な「自分にとっての重要な意味をもつ」ことを理解することで、自分の優先的な業務であることを理解させる。
具体的には、「高学年での教育」や「社会教育」のノウハウとしても自ら蓄積することで、自分の教育者としての将来設計にも重要であるという環境づくりを地域、日本全体で実現していくことにあります。
●授業サポートも「コミュニティスクール」など地域からの支援を実現することで、関連する授業時間に対して、より多くの成果を生み出すことができるようにする。
3)社会科の各単元授業設計も課題が多く、設計時間が少ない。
さらに、1年から4年までの郷土教育関連単元以外では、新たな「郷土教育」に関わる内容を展開できないという現実
教育指導要領では、郷土教育は、小学校1年〜4年までを基本としており、その後は、東京都など、広い視野を求められるという実際とそれぞれの指導要領で提供されている単元内容の設計が主な業務で他の課題を業務に取り込むことが難しいのが現状のようです。
>◆課題解決への方向性
●実際の指導要領が求める各単元内容に即した形で「地域独自の郷土教育」を織り込めるような授業設計支援を本サイトの地域単位(学校単位での)支援メンバーにより行い。大きな変化無しに、授業シフトを可能にする。
●実際の授業でも本システムの画面を使える(プロジェクター表示)ように設計し、教師の資料作成時間を減らすような支援を行う。
●総合学習、または時間外の放課後スクール、地域のコミュニティスクールなどで「植生調査などのフィールドワーク」を地域の支援者がサポートするなどの工夫も重要。そうした補助授業の成果を実際の各科の授業の単元内容とつないでいけるような計画もあっていいのではないでしょうか?
<この項、続く>
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地理学学会シリーズ2「身近な環境を調べる」(増補版)>目次・序章より |
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