【花の最盛期を過ぎた花壇への対応】

2月から3月にかけて、花壇づくりをした講義棟前。その現状は、以下のようです。学生課の方々の努力でなんとか維持していただいている花壇です。以下の撮影は、5月12日のものです。


<残った花と縮小されたプランター花壇:その1>


●花の咲き終わったチューリップが倒伏して、球根が露出した状態でした。また、Mintの看板が付けられています。2つの小さな株は、咲き終えたプリムラ・ジュリアンのようです。チューリップは、球根で保存します。プリムラ・ジュリアンは、多年草なので、高温多湿を嫌う寒い時期の花なので、うまく夏越しができれば、涼しくなった秋に植え替えをして、再度咲かせるチャレンジも良いかもしれません。灰色カビ病などがないように、注意して、うまく夏越しができるようにプランター管理をしていければ、良いでしょう。

<残った花と縮小されたプランター花壇:その2>


●まだ、新しい花が咲き続けているマーガレットです。手間のかからない品種ですが、高温多湿は嫌うので、夏越しが課題でしょう。今も見える枯れた花や葉などをこまめに取って、管理する必要がありそうです。一年を通して日当たりのよい場所で育てましょう。
夏に近づくにつれて生育は衰えて花付きが悪くなります。また、大きな株ほど夏越しは難しくなります。真夏の時期は、プランターの置き場所を替えて、直射日光の当たらない風通しがよい明るい日陰で育てたいものです。寒さにも弱く霜が当たると枯れてしまうので、寒冷地での露地植えはまず無理な品種です。冬はできるだけ日当たりのよい暖かい場所で育てます。夜間だけ室内に取り込めるようにしたいところです。本来、乾燥した土壌を好むので、次回のプランターづくりには、そうした同様の品種と一緒にすることも考えたいところです。


<園芸種のデージーもまだ、開花中>




【公開講座・「学芸の森を散策して学ぶ緑と生け花Ver.6−春」に参加して、その課題を探る】


●5月12日に学外の地域住民参加による学内散策と生け花体験の平成27年度の第1回に同行し、こうした試みへの学内植栽の課題を探る

1)講師引率による学内散策について

◆参加人数が20名以上と昨年より、多かったために講師による説明や花、緑採集のレベル統一が困難だった。

◆事前の散策マップが準備できず、勢い多めに採集する傾向が発生した。尚且つ事前にどのような花の開花する時期かの紹介もできなかったために現地での講師説明のみで、参加者によっては、十分に解説を聞くことができない参加者も発生してしまった。

◆環境教育センターのガイドツアーは、好評だったが、全体の散策での位置づけが不明確だった。


<事前セミナー風景>


<小雨の中を散策に出発>


<講師の解説も聞きながら、参加者は思い思いに花を採取>


<環境教育センターでのガイド説明を聞く参加者たち>


<生け花作品紹介は、別項目で予定しています>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:54 平均点:4.07
前
4月:新入生勧誘チラシ配布と若草研究室での体験イベント開催
カテゴリートップ
園芸華道部:2014〜2015年の活動記録
次
5月13日:第一回<生け花体験会>