【物語教育を社会教育に展開するために】前章のコミュニティ・アイデンティティづくり、そのための社会教育をを進めるためには、従来の知識詰め込み型の教育は、意味をなしません。
河合先生の「ファンタジー」を創造できる「物語を内包した教育プログラム」である必要があります。
本サイトでは、知恵の背後にある「その紡ぎ出した作家、知識人」の物語を重ねることで、その知恵の誕生必然性と歴史背景と一緒に学ぶ意味を創造していくことを考えています。具体的には、世界と日本という視点、領域では、このサイトの基礎講義資料を2つ、用意しました。
その1は、以下のような「知の巨人によるコンテンツを風土知として再整理したもの」です。*園芸と食分野では、
1)「中尾佐助氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
2)「牧野富太郎氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
*歴史文化史分野では、
1)「司馬遼太郎氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
2)「網野善彦氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
3)「森浩一氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
*哲学、教育と社会分野では、
1)「河合隼雄氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
2)「加藤周一氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
*文学・芸術分野では、
1)「小林秀雄氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
2)「白川静氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
3)「堀田善衛氏の著作」と「その人物史」>具体展開へ
*数学分野では、
1)「岡潔氏の著作」と「その人物史」>具体展開へさらにこれらと並行して、「地域」に視点、領域を限り、その風土に密着したものとしては、上記の日本という領域との連携を元に加えて、地域に古くから住まわれたり、地域で仕事に従事されてきた方々へのヒアリング(聞き書き)を元にした地域の物語に聞き書きやヒアリングなどという手法(できれば若い世代がその地域文化の背景を学んだ上でヒアリングするような若者向けの学習を展開し)で焦点を当てていけたらと思っています。
詳細は、各エリアでの展開の中で資料と著作者を絞り込んでいこうと思います。その2は、以下のような「地域の知性(住民の中にあ知の発見)を発掘することによるコンテンツを地域学習プログラムとして再構成するもの」です。
その地域での試験的な試みは、現在、東京都小金井市で進められています。詳細は、こちらをご覧ください。<この項、続く>