【日本庭園エリアの植生調査】

●実施予定期間:2015年1月〜2015年12月●

<第一期調査:1月〜3月>


◆真山教授の「私の植物」のCエリアマップからの情報確認

<Cエリアマップの日本庭園部分を以下に転載>


<マップ分析>(第一期:冬から春へ)

<庭園調査用マップ>



1)冬に開花している品種を知る>

上記マップでは、水色の丸で囲んだ13/ツバキ、16/ロウバイが冬に開花している可能性が高い。


●ロウバイについての花研究のカテゴリーは、こちらをご覧ください。
●ツバキは、詳細な品種が不明ですが、花研究でのツバキは、こちらをご覧ください。

2)早春の開花の可能性のある品種と緑を形成する品種を特定する>

上記マップでは、エリアの東と北側を囲むピンク丸の1/ソメイヨシノ(桜・染井吉野)や緑を形成する品種としては、赤丸で囲んだ15/イロハモミジ、21/オオモミジ、32/ツツジの葉の状態を調査する予定です。
2〜3月に開花するだろうその他の植物や野草も実際には、植栽されているようなので、定期的に調査を実施する予定です。


●イロハモミジについては、花研究のこちら、をご覧ください。

●その他の品種の確認;<以下が、日本庭園内で確認予定の品種全容です>

1/ソメイヨシノ、10/アジサイ、11/ソヨゴ、13/ツバキ、14/ウスギモクセイ、15/イロハモミジ
16/ロウバイ、17/グミ、19/ツゲ、21/オオモミジ、22/クチナシ、23/クロマツ、25/エノキ、28/ナシ
32/ツツジ、37/カヤ、60/ヌマスギ、61/ヒイラギナンテン、65/オオウラジロシキ、66/マテバシイ

<日本庭園調査報告:1月28日 その1>

●目視による全景調査●

<入口から、延段を望む>

<入口から、ウッドテラスを望む>


「枯れ流れ」や「州浜」は、落ち葉に埋もれた状態で、コケなどの地被植物の確認はできませんでした。設計提案で当初の予定されていた建物前の延段は、テラスを円形に拡張したことで、無くなり、ウッドテラスから、枯れ流れを直接間近に望むような形になっていました。

<枯山水の数か所に植えられた「サザンカ」が開花>




<ウッドデッキ脇の開花しそうなピンクの「馬酔木」>


<日本庭園調査報告:3月10日 その2>

●目視による全景調査●

<ウッドデッキ脇のピンクの馬酔木も無事開花>


<良く見ると庭園のここそこにサザンカの後を受けて、咲き始めているピンクの馬酔木が>


<日本庭園調査報告:3月28日 その3>

●目視による全景調査●

<レンテンローズが開花>


●レンテンローズ、別名は、ハルザキクリスマスローズ(学名は、ヘレボラス・オリエンタリス)は、多くの園芸種が流通しているようです。この品種についての本サイトのカテゴリーは、こちらから、ご覧ください。

<レンテンローズの花>(州浜の南側など、庭の数か所に開花)


<ボケも開花(石段の脇に一株)>


<ボケ・木瓜の花>


●ボケについての本サイトの研究カテゴリーは、こちらから。

●ボケの果実は、薬効もあり、果実酒やボケ茶などにも使われます。学芸の森の「園芸華道部」の新企画として、計画している果実育成、利用プロジェクトでは、ボケの果実酒(木瓜酒<モッカシュ>別で作られたものを購入して、味わい、将来は、学芸の森果樹園で育てる)をボケの花を愛でるとともに味わう会(日本庭園などで催す「観木瓜会」)なども進行中です。>この計画については、こちらから。


<庭園入口の脇や東側の生垣沿いに咲く、チョウセン・レンギョウ>



このレンギョウは、シダレレンギョウとも呼ばれるチョウセン・レンギョウなどの枝が枝垂れるように伸びる種類です。別にキダチ・レンギョウ呼ばれる枝がまっすぐに上に延びる品種(正式には、シナレンギョウ)もありますが、この庭園のものは、シダレレンギョウのようです。

●本サイトのこのレンギョウについてのカテゴリーは、こちらから、ご覧ください。


<この項、続く>
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植生調査(日本庭園)