トップ  >  「大人への社会教育」として、郷土・植木・園芸文化教育  >  風土教育基礎編  >  「谷」の文化を知る  >  「谷」への様々な視点  >  谷戸を知るー東京の公園と原地形(田中正大著)から学ぶ谷戸
東京という扇状台地から掲載された平野に見る谷戸<東京の公園と原地形を参照>

Wikipediaによるとこの「谷戸」は、以下のようになる

<Wikipediaよりの転載部分>

谷戸(やと)とは、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形である。また、そのような地形を利用した農業とそれに付随する生態系を指すこともある。
谷(や、やと)・谷津(やつ)・谷地(やち)・谷那(やな)などとも呼ばれ、主に東日本(関東地方・東北地方)の丘陵地で多く見られる。なお、同じ地形について、中国・九州などの西日本では迫・佐古(さこ)、岐阜県では洞(ほら)と呼ぶ。

<転載、以上>

田中氏は、辞典などで「谷戸」を引いて、「谷戸は日陰地、湿地」という説明を取り上げ、それに自らの定義を以下のように加えている。

<「東京の公園と原地形」から、転載>

(1)三方が台(丘)に問われ、一方が開いている。
(2)囲われた低地は湿地、後に水田となったところが多い。
(3)三方の台(丘)と谷との高低差は武蔵野台では、20メートル内外、丘陵地でも50メートル以内が多い。ところによっては5メートル以内でも「やと」といっているのがある。
(4)谷底(谷頭<やとがしら>から谷口<やぐち>までの谷底)はわずかに傾斜があって、あふれた水は流れ出している。
(5)谷戸は鹿の角のように枝分かれする。
(6)谷戸は関東ローム層で発達する。


<転載、以上>

<この項、作成中>
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司馬遼太郎「この国のかたち(1)」:「谷の国」の章より
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