ものづくり技術選修(A類)

近年、始まったSTEM教育を掲げたものづくり選修という分野です。平成31年度からは、子ども未来研究所などと連携し、民間企業(Mitletoe)などと共同で「EXPLAYGROUND」なる名称で施設と教育プログラム開発が進められています。この選修の大谷教授などが中心となったプロジェクトのようです。

地域教育との協働「地域住民との協働による子どもの教育」というテーマはこのプロジェクトも抱えている課題の一つのようなので、地域知=風土知と一見相反するようなSTEM教育に寄り添ってみることにしました。
その教育課題として彼らのPBL(Problem Based Learning)教育というものを問いかけていくことができそうです。私たちにとっては、小中学校教育現場での最前線の課題での地域知の意識化と地域教育・社会教育(生涯教育)との連携という課題になっていくような気がします。先ずは彼等の活動を知り、把握することから始めてみようと思います。

〇EXPLAYGROUNDを知る(調査期間:2019/5/1-9/1)

*EXPLAYGROUNDのイベント、ワークショップ参加:
<教育deナイト:STEM/PBL教育ワークショップ第1-2回>

◆報告:noteで主催者による報告と私の参加報告、どちらもご覧いただけます。こちらから

このワークショップでは、STEM教育の核・源が明治以後に進められてきた西欧化教育の延長線上の「工学」教育にあることがわかります。日本の明治以後の工学教育の歴史を紐解くとその軌跡が明らかになります。これがある意味では、日本の工学教育の「近代の超克」をできなかった結果といえるかもしれません。

日本の農業を中心とした産業構造から、近代工業に転換される際に、人の手による職業技術からの延長線上に工学技術をまとめる(江戸時代からの近代の延長線上)ことなく、進めてきた明治の西欧化策の弊害が最もよく現れている分野なのかもしれません。

このサイトでは、その1として、
別途に設けた、近代の工学教育史の分析とその結果、成しえなかった自然・風土からの工業教育を示していきたいと考えています。
厥2は、司馬遼太郎氏などが教えてくれた江戸時代からの日本での風土工学とでもいえる「農業土木」などへの視点の学習を予定しています。

その2:子ども未来研究所へのヒアリング



<この項、作成中>