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風土区分:日本

日本人が好む花のひとつに「桜」があります。サクラ属の中で、「桜」と総称される日本の桜の品種群。大きく野生種、自然雑種、園芸栽培品種と分かれる品種を研究するコーナーです。

サブカテゴリー

日本の野生種の桜について
日本産の桜は、大きく「野生種」「自然雑種」「栽培品種」の三つに分類されます。
このコーナーでは、この内の「野生種」について、ご紹介します。日本に最も古くから見られた桜は、これらの野生種の桜です。この野生種のことを知っておくと栽培品種が登場する以前の日本の歴史に登場する「桜」を理解する手掛かりになります。

野生種は、その姿、特徴で大きく六群に区分されます。
1)ヤマザクラ群(ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ)
2)ヒガンザクラ群(エドヒガン)
3)チョウジザクラ群(チョウジザクラ、オクチョウジザクラ)
4)マメザクラ群(マメザクラ、キンマメザクラ、タカネザクラ)
5)ミヤマザクラ群(ミヤマザクラ)
6)カンヒザクラ群(カンヒザクラ)
の六つです。
日本では、これらの野生種が自然交配して、自然雑種が生まれ、人の手によって交配したものが栽培され、裁判品種が生まれました。その品種の総数は、三百種以上といわれています。

このサブカテゴリーの各コンテンツでは、これらの野生種の特徴を詳細に見ていきます。
自然雑種について
今まで棲み分けていた近縁の品種が隣り合って生育することになって、自然交配して生まれる品種群です。
栽培品種、園芸品種について
桜は、自然交配した雑種以外にも生育環境の変化でいろいろな奇形の個体が生まれてきます。こうした個体を人が見つけ、選んで栽培したり、さらにこうした愛好家が人工交配により新品種を生み、栽培したことで様々な園芸品種が登場します。日本では、長い年月でこれらが、園芸品種として育ち育成されてきています。
様々な品種区分の方法
花の形や大きさ、色などに始まり、葉の形、最終的には、DNAなどその区分方法は多くあります。その日本的な文化を紐解きます。
地域区分
日本国内には多くの桜の名所があります。それを地域別に研究していきます。
時代区分
「桜」もその時代によって、日本文化に様々な顔を見せてきました。このカテゴリーでは、それぞれの時代の桜を研究していきます。

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