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「桔梗(ききょう)」研究

秋の七草として、古くから知られている桔梗。最も古くは、万葉集で、「あさがほ」と記されているのが、一説では「キキョウ」とされているようです。現在、野生種は、絶滅危惧種となっています。
同じキキョウ科(Campanulaceae)のホタルブクロ属 Campanula(カンパニュラ)の野生種は、ヨーロッパ、イタリアの一部で見られることもあって、西ヨーロッパの園芸文化を調べる過程で詳しく調べていきたいと考えています。また、
この属の園芸品種は、国内外でも広く愛好されており、そうした園芸品種も取り上げていきます。野生品種としては、日本で、ホタルブクロ、ツリガネソウ、チシマギキョウ、イワギキョウなどという日本名で知られている品種を数多く見ることができます。

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キキョウ科(Campanulaceae:カンパヌラアチアエ科)
キキョウ(Platycodon)属は、キキョウ科(Campanulaceae:カンパヌラチアエ科)に含まれます。日本では、キキョウ科としていますが、西欧では、Campanula(カンパヌラ属)属を中心に構成される分類です。このカンパヌラ属を知っておくことが、西欧園芸と日本園芸の発展が異なってきた意味を見つける重要な鍵となります。
風土区分:ヨーロッパ
原生種のないヨーロッパは、中国、日本からのプラントハンターなどによる輸入で花ひらいた文化を追います。
風土区分:日本
原生種の育つ日本は、その野生種文化と中国などから書物・本草や宗教、園芸などの各種の文化とともに中国や韓国から輸入された歴史、さらには独自の園芸品種開発で花ひらく、現在の園芸までを追いかけます。
風土区分:中国
薬から鑑賞の花まで中国で続いた花文化の中に「桔梗」とそれにまつわる歴史、現在の園芸までを探します。
風土区分:韓国
「トラジ」「トトキ」として韓国で知られる「桔梗」とその歴史をその風土文化とともに追いかけます。
風土区分:東シベリア
原生地として知られる「東シベリア」では、「桔梗」どんな存在だったのでしょう?まだ、良く知られていない東シベリアの桔梗を追いかけます。