江戸時代の桜

最も桜が、花見や流行した時代といえる江戸時代。もちろん、江戸の花見はその中心地ですから、大いに流行したのですが、日本全国各地でも桜は治世者から、庶民にまで大流行した時代でした。

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上野の桜
江戸時代の桜の名所といえば、まず「上野東叡山寛永寺の桜」でしょう。徳川吉宗が植えた桜の話は、有名です。
しかし、それ以前や発端、その後の桜名所としての変遷となるとまだまだ知られていないことも多くあります。このカテゴリーではそうした江戸時代の桜の名所としての上野を文献や実地調査などを元に読み解いていきます。
遊郭の桜
江戸時代、桜の名所は数多くありましたが、新吉原の仲の町の桜もその一つに数えられていました。
桜が植えられるようになったのは、どうも江戸中期のことのようですが、諸説あるようです。毎年三月の紋日、雛祭りに合わせて、仲の町にある程度の大きさになった桜をかなりの数、大八車に積んで運びこみ、植え、花が散ると取り去ってしまうというなんとも遊郭ならではの桜名所だったようです。
このカテゴリーでは、その桜の名所の変遷を研究します。