<Wikipediaより、転載>
オキナグサ属(オキナグサぞく、学名: Pulsatilla、和名漢字表記:翁草属)はキンポウゲ科の属の一つ。
<特徴>
多年草で、直立または斜上する太い根茎がある。根茎から根出葉を束生させ、根出葉は、羽状複葉、掌状複葉または3出状の複葉になる。根出葉の腋から花茎を立て、茎につく葉は3枚が輪生する。若い時の葉は、しばしば長い白毛で被われる。
花茎の先に1個の花をつける。花弁状の萼片は5-12枚あり、外面に長い白毛が生える。花弁は無く、雄蕊が棍棒状に変形した仮雄蕊が蜜を分泌する。雄蕊、雌蕊も多数ある。果実は痩果で、花後に花柱の長い白毛がさらに伸長し、羽毛状になる。
北半球の暖帯以北に広く分布し、約45種が知られる。日本では2種が分布する。
<種>
■日本の種
オキナグサ Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl
ツクモグサ Pulsatilla nipponica (Takeda) Ohwi
■外国の種
モウコオキナグサ Pulsatilla ambigua
Pulsatilla alpina
Pulsatilla bungeana
ヒロハオキナグサ Pulsatilla chinensis
ベニバナオキナグサ Pulsatilla dahurica
Pulsatilla grandis
Pulsatilla halleri
ヒトツバオキナグサ Pulsatilla integrifolia
チョウセンオキナグサ Pulsatilla koreana
Pulsatílla kostyczewii
Pulsatilla montana
Pulsatilla nigricans
ミヤマオキナグサ Pulsatilla nivalis
Pulsatilla patens
Pulsatilla pratensis
カラフトオキナグサ Pulsatilla sachalinensis
Pulsatilla subslavica
カタオカソウ Pulsatilla taraoi
カシポオキナグサ Pulsatilla tatewakii
ホソバオキナグサ Pulsatilla turczaninovii
Pulsatilla vernalis
Pulsatilla vulgaris
<転載、以上>
また、パルサティラ(Pulsatilla)は、ラテン語の「Pulso」(打つ、鳴る)の意味で、この花の形を鐘にたとえたとされています。