トップ  >  花研究  >  「キンポウゲ科」研究  >  キンポウゲ属(Ranunculus、ラナンキュラス)研究  >  風土区分:ヨーロッパ  >  イギリス:16世紀  >  宗教改革、ユグノー派の避難民がヨーロッパ各地に伝えた文化
まず、最初に15世紀から始まった、宗教改革についてご紹介しましょう。

【宗教改革とユグノー派】

宗教改革は,ルターがカトリック教会の腐敗を攻撃して始まったキリスト教改革運動でした。
改革運動は,全ヨーロッパに波及し,フランス語圏での宗教改革の中心人物であったカルバンはジュネーブで改革ののろしを挙げました。これが1541年の事です。
その後,フランスでは,カルバン派の信教徒(ユグノー)とカトリック教会との対立は内乱に発展する。これは,信教徒の自由を認めるナントの勅令がフランス国王より出されて終結を見たが,混乱の間に,多くのユグノーは宗教的迫害から逃れて,国外へ避難したのです。このユグノー派の人々は様々な文化をヨーロッパ各地に避難民として伝えたのです。

その一つが園芸文化と技術でした。
こうしたユグノー派の人々は、優れた園芸技術をもっていたのです。こうした生まれた園芸植物、花は「フローリスツ・フラワー」と呼ばれています。

フローリスツ・フラワーとはを知りたい方は、こちらから。
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:38 平均点:4.74
カテゴリートップ
イギリス:16世紀