<Wikipediaより、転載>

イヌシデ(犬四手、犬垂、学名:Carpinus tschonoskii)は、カバノキ科クマシデ属の落葉高木。別名はシロシデやソロ、ソネ。
本州、四国、九州の山野に自生する。高さ15-20m。樹皮は灰白色でなめらかであり、縦に網目模様ができる。花期は4-5月頃、雌雄異花で花序は穂状で下垂する。雄花序は、黄褐色で4〜5cmの穂状になります。花が終わると、大量の雄花序が落下する。葉の側脈の間に白い毛が多くあり、秋には葉が黄色く紅葉する。シイタケのほだ木、庭園木として利用される。かつては炭材として利用されていた。

【和名「犬四手」について】
和名の由来は、花穂の垂れ下がる様子が注連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似ているから。学名の種小名 tschonoskii は須川長之助に献名されたもの。イヌは、一般的には、「役に立たないもの」という意味合いのようです。

近縁種にアカシデ、クマシデがある。アカシデは新芽と紅葉の葉が赤くなることから、クマシデは葉の脈が倍以上あることからイヌシデと区別することができる。

<転載、以上>

冬のイヌシデを、特徴づけるものに「虫こぶ」があります。冬に梢を探すと、ほぼ確実に見つかります。イヌシデメフクレフシと呼ばれ、ダニの一種により形成されます。頂芽の鱗片が肥大し、芽が松かさ状に大きく膨らんだもので、頂芽にしかできません。その理由は定かではありません。

◆画像◆

<葉>


<樹皮>


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イヌシデ(Carpinus tschonoskii)