【和名】
権萃(ごんずい)
木材としては、用途がないところから、同様に役に立たない魚とされる、「権瑞(ごんずい)」になぞらえたといわれています。


<その他の表現>
◆狐の茶袋(きつねのちゃぶくろ=実の形から)、黒臭木(くろくさぎ=臭いがすることから)

【特徴】

樹皮は灰緑色で、白褐色の皮目が、縦縞状で、この模様が、魚のゴンズイに似ているともいわれる場合があります。
3〜6メートルの低木。

葉は奇数羽状複葉が対生する。葉軸は赤みを帯び、2〜4対の小葉がつく。小葉は狭卵形で、質はやや厚く、両面無毛。縁には細かい鋸歯があります。
5〜6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数つけます。
果実はミカンの房状の袋果。9月半ばには、赤く熟して裂け、中から黒い光沢のある種子が、1〜2個現れます。


【原産・分布】
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾

◆画像◆



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ゴンズイ属ゴンズイ(Euscaphis japonica)