<Wikipediaより、転載>

オオアレチノギク(大荒地野菊、学名: Conyza sumatrensis)は、キク科イズハハコ属の植物の一種。種小名は「スマトラの」という意味であるが、南アメリカ原産で、日本では昭和初期からの帰化植物。道端や荒れ地で見られる雑草。

【形態・生態】

秋に芽生え、ロゼットで越冬する。夏には1.5-2m程度まで生長し、茎の上部に多数の花をつける。
葉は両面に短毛が寝て生え、根生葉は浅い鋸歯のある細長い倒披針形、茎葉は鋸歯がほとんどなく細長い披針形である。花は徳利型の頭状花で、長さ5mm程度。舌状花は目立たず花弁がない花に見える。果実は痩果で薄茶色の冠毛をつける。
同属のアレチノギクに似るが、当種のほうが背が高く、主茎が長い。また、頭花の形状がずんぐりしたたる型であることで区別がつく。ヒメムカシヨモギもよく似ているが、オオアレチノギクは灰緑色であるのに対して、ヒメムカシヨモギは黄緑色であることで区別できる。

【分布】

南アメリカを原産地とし、アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニアに移入分布する。

【外来種問題】

日本では1920年に東京都にて初めて野生化が確認され、現在では本州から九州までの各地に広く定着している。農作地や牧草地の雑草として問題となり、さらに在来種の植物を駆逐する可能性もある。日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されており、外来生物法にて要注意外来生物にも指定されている。

英語名:Sumatran fleabane

<転載、以上>

小種名の「sumatrensis」は、「スマトラの」という意味ですが、インドネシア・スマトラ島産の個体が基準標本であるためでしょう。日本には大正時代に渡来したようです。

【環境庁の侵入生物データベースより、転載】

国内移入分布:本州以南
侵入経路:非意図的移入(詳細不明)
侵入年代:1920年に東京で確認
影  響:在来種との競合.先に渡来したアレチノギクを駆逐する傾向がある。アレロパシー作用
法的扱い:外来生物法で要注意外来生物に指定された.
防除方法:抜き取り、刈り取り
問題点等:除草剤(パラコート)耐性型がある.
海外移入分布:アフリカ、アジア、オセアニアに分布


【転載、以上】
◆画像◆




<オオアレチノギクのロゼット>
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オオアレチノギク(Conyza sumatrensis)
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