<岡山理科大学・植物生態研究室(波田研)のホームページの植物雑学事典より、転載>同植物雑学事典は、こちらから。

ヤマハギは北海道から九州、朝鮮・中国・ウスリーに分布する落葉半低木。尾根筋のアカマツ林中や林縁、刈り取り草地などに生育する。茎は刈り取られない場合には高さ2m近くになることもある。刈り取られた場合には、地面から直立する。枝先はほとんど垂れることがなが、林縁などに生育する場合に、時として枝が垂れることがある。葉は3小葉からなり、小葉の先端はわずかに凹むものから円頭のものがあり、変異の幅は広い。表面は無毛であるが、裏面には短毛があるが、わかりにくい。花は7月から10月にかけて咲き、花序の柄は長く、葉よりも外側に出て目立つ。顎片の先端は鋭頭。
 ヤマハギは、時折刈り取られるような場所に生育していると、ヤマハギらしい姿となるように思う。葉は全体的に大きく、葉柄が長いので、葉の間が透いて見える。花序の柄も長いので、花数が少ない場合には点々と花があるように見える。

◆画像転載◆



<転載、以上>
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ヤマハギ(L. bicolor Turcz.)
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