ヤマハンノキ・山榛の木(Alnus hirsuta)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。

乾燥に強いことから、昔から緑化に利生されてきました。葉は広卵形で周りに鋸歯があり深緑色です。葉の裏は乳白色をしています。秋には花穂が垂れます。
日当たりがよい場所を好みます。基本的に剛健です。あまり手がかかりません。
適地は、沖縄以外の全国に分布しています。
樹形は、卵形で高くて10mまで生育します。
開花は、4月頃。果実は9〜10月頃につきます。
主に緑化樹木として、利用されてきました。少々痩せた乾燥した場所でも生育できるようです。

葉に毛の多いケヤマハンノキの変種とされています。ヤマハンノキの葉には少し毛が見られるものもあり、葉の形は全体に丸く重鋸歯が目立ちます。2〜3月の早春に紅褐色の紐状の雄花を垂らし、雌花は紅色で雄花の先に小さい花を2〜3個咲かせ果実になり来年の春や夏まで付きます。山の川沿いに生えることが多いそうですがこの木は高地の湿地に群生していることが多いようです。

◆画像◆

<樹形>


<樹皮>


<葉>