オオバメギ(Berberis tschonoskiana)は、漢名は、小蘗・しょうばく。メギ科の落葉小低木で関東、近畿、四国、九州などに分布する。茎はメギに比べて疎ら、稜や溝が不明瞭で刺が少ないのが特徴。葉は広倒卵形で、全縁、長さ3〜8cm、短枝上に車輪上に数枚の葉をつける。葉は薄く、先は鈍頭、基部は細まり、幅広く、葉柄につながる。花の開花期は、4〜6月。短枝の葉の中より、 葉より長い総状花序を出し、径約6cm程の淡い黄色の花を開く。果実は赤熟。別名「ミヤマメギ(深山目木)」ともいう。

【薬用】

<採取法と薬効>


枝と葉が薬用となる。なるべく夏期に柱、葉を採取し、水洗いのあとこまかく刻み、日干しにする。 成分:アルカロイドのベルベリン、オキシベルベリン、ベルバミ ン、ヤトロジンなどを含む。 薬効と用い方: 結膜炎に:乾燥した枝と葉約5gを水200cc冷ましてから、洗顔する。 健胃、整腸に:乾燥した枝と葉を1日量として5〜10gに、水200 〜400ccを加えてせんじ、3回に服用する。服用のつどあたためる

(以上、「薬草カラー図鑑(伊澤一男著)」より引用)
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オオバメギ(Berberis tschonoskiana)