<「みんなの花図鑑」より、転載>

クルマバナ(車花,
Clinopodium chinense var. parviflorum学名は、正しくは、Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) H.Haraです。以下に赤字で後述します。


花の特徴
茎先や上部の葉のつけ根に淡い紅紫色の唇形の花を数段輪生する。 花の長さは8〜10ミリくらいである。 上の唇は小さく、下の唇が大きい。 下の唇は3つに裂け、内側に赤い斑点が入る。

葉の特徴
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉には短い柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。

●この花について

その他 和名の由来は、花が車軸状につくことからきている。 属名の Clinopodium はギリシャ語の「cline(床)+podion(小足)」からきている。 種小名の chinense は「中国の」という意味である。 変種名の parviflorum は「小さな花の」という意味である。

正式学名(BGPlants学名検索)は、

◆クルマバナ:標準は、
Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) H.Hara 
で、 
Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) H.Hara var. parviflorum (Kudô) H.Hara
は、変種の一品種です。


●開花時期:7〜9月
●花の色:赤、紫、他
●名前の読み:くるまばな
●分布:北海道から九州 朝鮮半島
●生育地:山地の草地や道端など

●植物のタイプ:多年草
●大きさ・高さ:20〜80センチ


<転載、以上>
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クルマバナ(Clinopodium chinense subsp. grandiflorum)