<Wikipediaより、転載>

オニグルミ(鬼胡桃、学名:Juglans mandshurica var. sachalinensis)は、クルミ科クルミ属に属する植物。

【概要】

オニグルミは落葉高木で、日本と樺太に分布する。日本においては九州から北海道にかけて広く分布する。主に山間の川沿いなどでよく見られる。大型の奇数羽状複葉で、特に初夏の開花時期には垂れ下がった雄花序と共によく目立つ。
種子(仁)は食用になるが、広く市販されるテウチグルミやシナノグルミに比較してやや小さく、殻が厚めで非常に堅いので、仁を綺麗に取り出すのは容易ではない。その分、味は濃厚で保存性が良い。また、リスやネズミの食料としても重要である。花期は5 - 6月ごろ。風媒花で雌雄同株。一般に野生のクルミ全般をオニグルミと呼ぶこともある。日本においてクルミ属で自生するものには、他にヒメグルミがある。

【殻の利用】

殻が非常に堅いこと、破片が鋭利である点が、東洋ゴム工業(トーヨータイヤ)に評価されて、スタッドレスタイヤ(「ガリット」シリーズ)の素材として用いられるようになった。

◆画像◆
<オニグルミの実>


<オニグルミの雄花>


<オニグルミの樹形、樹皮>


<転載、以上>

【果実の活用】
果皮にはタンニンが含まれ、その液汁は黒色の染料になる。また、魚毒としても利用されたらしい。