<Wikipediaより、転載>
ヤマゼリ属(ヤマゼリぞく、学名:Ostericum、和名漢字表記:山芹属)はセリ科の属の一つ。
【特徴】
多年草。シシウド属に近縁で似ているが、葉は薄く、縁はシシウド属のように硬くて白い鋸歯にはならない。萼歯片は常に存在する。果実は成熟時に種子と果皮が離れ、分果の隆条は細くて互いに離れる。分果の表皮細胞の外側が凸レンズ状に突起し、特殊な光沢をもつ。
世界に9種知られ、日本には2種ある。
【種】
<日本の種>
ヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai -本州、四国、九州、朝鮮、中国(東北地方南部)に分布する。
ケヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. hirtulum (Hiyama) H.Hara
ハナヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. roseum Hiyama
ミヤマニンジン Ostericum florentii (Franch. et Savat.) Kitag. -本州の関東地方、中部地方に分布する。
<外国の種>
ニオイウド Ostericum grosseserratum (Maxim.) Kitag.
ホソバセンキュウ Ostericum maximowiczii (F.Schmidt) Kitag.
コバノセンキュウ Ostericum maximowiczii (F.Schmidt) Kitag. var. australe (Kom.) Kitag.
チョウセンノダケ Ostericum praeteritum Kitag.
ミドリノダケ Ostericum viridiflorum (Turcz.) Kitag.
<転載、以上>