<Wikipediaより、転載>

ヤマゼリ(山芹、学名:Ostericum sieboldii)はセリ科ヤマゼリ属の多年草。

【特徴】

一捻性草で、開花まで数年かかり、開花・結実した個体は枯れる。茎は中空で、上部は多く枝分かれし、高さは50-100cmになる。葉は2-3回3出羽状複葉になり、小葉は卵形または広卵形でやや薄い。葉の縁に粗い鋸歯がある。
花期は7-10月。茎頂か、分枝した先端に小さな複散形花序を多数つける。花は白色の5弁花で花弁は内側に曲がる。複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片は線形から狭披針形。果実は長さ3.5-4mmの楕円形で、分果の背隆条は脈状で細く、側隆条は狭い翼状になる。油管は分果の表面側の各背溝下に1-4個、分果が接しあう合生面に4-8個ある。

【分布と生育環境】

日本では、本州、四国、九州に分布し、山地の林下や渓谷の縁などに生育する。世界では、朝鮮、中国(東北地方の南部)に分布する。

【下位分類】

ケヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. hirtulum (Hiyama) H.Hara
ハナヤマゼリ Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai f. roseum Hiyama

◆画像◆


<ヤマゼリの葉>


<転載、以上>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:62 平均点:4.35
カテゴリートップ
ヤマゼリ(Ostericum sieboldii)