<植木ペディアより、転載>
チャボヒバ(矮鶏檜葉、Chamaecyparis obtusa var. breviamea)
ヒノキ科の常緑針葉樹で、ヒノキの園芸品種。別名、カマクラヒバとも呼ばれています。
成長は遅く、1m伸びるのに5〜6年かかると言われています。高さは、5〜10m程度まで成長します。日本庭園の定番の園芸品種として、垣根や公園樹木として、多く見られる。ヒノキに比べると枝葉が短くて密生する性質があり、その様子を短足のチャボに例えて名付けられました。
【特徴】
・かつては和風庭園の背景に欠かせない定番の植木であり、「玉散らし仕立て」にして観賞された。最近では日陰に強いコニファー、あるいは和モダンのコニファーとして再注目されている。
・写真のように葉が黄色い「黄金チャボヒバ」の方が、より一般的に好まれる。
【育て方のポイント】
・日本の環境に馴染むのは、長年庭園に愛用されてきたことから実証されている。
・成長が遅く、手入れの手間が少なくてすむ。(立派な玉散らしにするには、数十年〜百年近くかかる!)
・刈り込みにも強いが、刈り込みバサミで葉を切断すると見苦しくなる。
・基本的には日向を好むが、日陰にも耐える。
・移植が難しいため、植え場所は慎重に選ぶ必要がある。
・枝の一部が枯れた場合、成長が遅いので回復に時間がかかる。
【類似種との見分け方】
・クジャクヒバに似るが、チャボヒバの葉が不整形(非対象)であるのに対して、クジャクヒバは名前のとおりクジャクの羽のように端整で、長枝を中心としてほぼ左右対称になっている。
<転載、以上>
<ヤサシイエンゲイより、転載>
【育て方】
<栽培カレンダー>
●剪定(葉摘み):6月中旬〜7月中旬、10月中旬〜12月下旬
●植え付け:2月中旬〜4月中旬、8月中旬〜10月中旬
●肥料:1月中旬〜2月中旬
<日当たり・置き場所>
日当たりと風通しのよい環境を好みますが、ある程度の耐陰性もあるので半日くらい日の当たる場所なら問題なく育ちます。
<水やり・肥料>
肥えた土でよく育つので年1回、冬に堆肥や鶏糞を木の周りにすき込みます。
<かかりやすい病気・害虫>
風通しが悪いとハダニが発生することがあります。枝が混みあった場合は切り戻して樹の内側まで風と日がよく通るようにします。
<植え付け・用土>
移植を非常に嫌う樹木で、一度植えてしまったら移動するのは困難です。高さ2m程度のものならまだ可能なようですが、それ以上大きな木は基本的に移植できないと考えた方がよいでしょう。そのことを十分理解した上、植え付ける場所は十分に考えましょう。
肥えた土が適しており、やせ地では充分育ちません。土には堆肥や鶏糞などを十分に入れてから植え付けます。植え付けの適期は春3月〜4月、秋9月〜10月です。植え付け後は幹がまっすぐ育つように支柱を添えて固定します。
数本を並べて植える場合、将来どの程度の大きさまで育てたいかにより違いますが90〜120cm間隔で植え付けるのが適当です。
<ふやし方>
挿し木でふやすことができます。3月頃にできるだけまっすぐ素直に伸びた枝を10cmくらいの長さに切り落とし、下の方の葉を取り除いて土に挿し、乾かさない様に明るい日陰で管理します。うまく根付いても初期の生長は非常にゆっくりで、1mの高さの樹になるまで5〜6年かかり枝の出も少ないです(その後、成木になると生長スピードは速くなります)。
<手入れ>
生長が遅くすぐに樹形が乱れることはありませんが、生長の早い枝と遅い枝がどうしても出てくるので数年放置していると枝の伸びにむらが出て少々樹形が崩れます。手入れの方法は以下を参照にしてください。作業の適期は7月頃もしくは11月〜12月。生長が遅い樹ですが毎年作業を行い、少しずつ樹形を造っていく、もしくは維持していくことをおすすめします。
1.込みすぎた枝ははさみで切る
葉が混みあうと風通しと日当たりが悪くなり枝が枯れやすくなるので(特に樹の内側に伸びるふところ枝が枯れやすいです)、混みあった部分の枝ははさみを使って切り落とします。小枝を切る際は葉先を切らない様に気をつけましょう。
2.葉の先端を摘む
次に全体の形を整えるために伸び出た葉の先端を手で摘み取っていきます。葉先をはさみで切ってしまうと切り口が茶色く枯れて見栄えが悪くなるので、できればはさみの使用は避けたます。
時期によってははさみで刈っても葉が伸びてすぐに枯れが目立たなくなるケースもあるので、一概にはさみを使うなとはいえないですが自分の手の届く範囲の大きさの木なら少々手間ですが手で葉摘みを行ってたほうがいいです。
3.もみ上げを行う
葉をわしっと両手でまとめて持ち、くしゃくしゃと軽く揉みます。
こうすることで枯れ葉や古い葉が落ちます。
ポイント
大きくなると移植しづらい
できれば葉先をはさみで切らない
生長は遅い、樹形は少しずつ造っていく
<転載、以上>
チャボヒバ(矮鶏檜葉、Chamaecyparis obtusa var. breviamea)
ヒノキ科の常緑針葉樹で、ヒノキの園芸品種。別名、カマクラヒバとも呼ばれています。
成長は遅く、1m伸びるのに5〜6年かかると言われています。高さは、5〜10m程度まで成長します。日本庭園の定番の園芸品種として、垣根や公園樹木として、多く見られる。ヒノキに比べると枝葉が短くて密生する性質があり、その様子を短足のチャボに例えて名付けられました。
【特徴】
・かつては和風庭園の背景に欠かせない定番の植木であり、「玉散らし仕立て」にして観賞された。最近では日陰に強いコニファー、あるいは和モダンのコニファーとして再注目されている。
・写真のように葉が黄色い「黄金チャボヒバ」の方が、より一般的に好まれる。
【育て方のポイント】
・日本の環境に馴染むのは、長年庭園に愛用されてきたことから実証されている。
・成長が遅く、手入れの手間が少なくてすむ。(立派な玉散らしにするには、数十年〜百年近くかかる!)
・刈り込みにも強いが、刈り込みバサミで葉を切断すると見苦しくなる。
・基本的には日向を好むが、日陰にも耐える。
・移植が難しいため、植え場所は慎重に選ぶ必要がある。
・枝の一部が枯れた場合、成長が遅いので回復に時間がかかる。
【類似種との見分け方】
・クジャクヒバに似るが、チャボヒバの葉が不整形(非対象)であるのに対して、クジャクヒバは名前のとおりクジャクの羽のように端整で、長枝を中心としてほぼ左右対称になっている。
<転載、以上>
<ヤサシイエンゲイより、転載>
【育て方】
<栽培カレンダー>
●剪定(葉摘み):6月中旬〜7月中旬、10月中旬〜12月下旬
●植え付け:2月中旬〜4月中旬、8月中旬〜10月中旬
●肥料:1月中旬〜2月中旬
<日当たり・置き場所>
日当たりと風通しのよい環境を好みますが、ある程度の耐陰性もあるので半日くらい日の当たる場所なら問題なく育ちます。
<水やり・肥料>
肥えた土でよく育つので年1回、冬に堆肥や鶏糞を木の周りにすき込みます。
<かかりやすい病気・害虫>
風通しが悪いとハダニが発生することがあります。枝が混みあった場合は切り戻して樹の内側まで風と日がよく通るようにします。
<植え付け・用土>
移植を非常に嫌う樹木で、一度植えてしまったら移動するのは困難です。高さ2m程度のものならまだ可能なようですが、それ以上大きな木は基本的に移植できないと考えた方がよいでしょう。そのことを十分理解した上、植え付ける場所は十分に考えましょう。
肥えた土が適しており、やせ地では充分育ちません。土には堆肥や鶏糞などを十分に入れてから植え付けます。植え付けの適期は春3月〜4月、秋9月〜10月です。植え付け後は幹がまっすぐ育つように支柱を添えて固定します。
数本を並べて植える場合、将来どの程度の大きさまで育てたいかにより違いますが90〜120cm間隔で植え付けるのが適当です。
<ふやし方>
挿し木でふやすことができます。3月頃にできるだけまっすぐ素直に伸びた枝を10cmくらいの長さに切り落とし、下の方の葉を取り除いて土に挿し、乾かさない様に明るい日陰で管理します。うまく根付いても初期の生長は非常にゆっくりで、1mの高さの樹になるまで5〜6年かかり枝の出も少ないです(その後、成木になると生長スピードは速くなります)。
<手入れ>
生長が遅くすぐに樹形が乱れることはありませんが、生長の早い枝と遅い枝がどうしても出てくるので数年放置していると枝の伸びにむらが出て少々樹形が崩れます。手入れの方法は以下を参照にしてください。作業の適期は7月頃もしくは11月〜12月。生長が遅い樹ですが毎年作業を行い、少しずつ樹形を造っていく、もしくは維持していくことをおすすめします。
1.込みすぎた枝ははさみで切る
葉が混みあうと風通しと日当たりが悪くなり枝が枯れやすくなるので(特に樹の内側に伸びるふところ枝が枯れやすいです)、混みあった部分の枝ははさみを使って切り落とします。小枝を切る際は葉先を切らない様に気をつけましょう。
2.葉の先端を摘む
次に全体の形を整えるために伸び出た葉の先端を手で摘み取っていきます。葉先をはさみで切ってしまうと切り口が茶色く枯れて見栄えが悪くなるので、できればはさみの使用は避けたます。
時期によってははさみで刈っても葉が伸びてすぐに枯れが目立たなくなるケースもあるので、一概にはさみを使うなとはいえないですが自分の手の届く範囲の大きさの木なら少々手間ですが手で葉摘みを行ってたほうがいいです。
3.もみ上げを行う
葉をわしっと両手でまとめて持ち、くしゃくしゃと軽く揉みます。
こうすることで枯れ葉や古い葉が落ちます。
ポイント
大きくなると移植しづらい
できれば葉先をはさみで切らない
生長は遅い、樹形は少しずつ造っていく
<転載、以上>
投票数:90
平均点:4.89
チャボヒバ(Chamaecyparis obtusa var. breviamea) |