<やさしいエンゲイより転載>
科名:キンポウゲ科
学名:Ranunculus ficaria
原産地:イギリス
ヨーロッパ及びシベリア 日本へは園芸用として渡来したものが野生化草丈:5cm-10cm
開花期:3月〜5月
【概要】漢字を当てると「姫立金花」、山野の湿った草原や川沿いの林床など湿り気のある場所に自生します。大元のふるさとはイギリスですがヨーロッパからシベリアにかけて広く分布している野草です。葉は暗緑色のハート形、春になると花茎を伸ばして表面に光沢のある3〜4cmの黄色い花を次々と咲かせ、長いものでは1ヶ月ほど花を楽しむことができます。花後はタネができ初夏には葉が枯れて地中に根茎を残して夏の間は休眠に入ります。
基本種の花色は黄色ですが変化が多く、花や葉の異なる変種を選別して栽培したり、品種改良によって花色や大きさ、咲き方の違う多くの品種が存在します。
球根や鉢花として出回っているラナンキュラスとは同属の仲間、というかヒメリュウキンカもラナンキュラスの一種です。
日本に自生しているリュウキンカは同じキンポウゲ科ですが属が違います。また、キンリュウカという植物も存在しますが、こちらは東南アジアに分布するキョウチクトウ科ストロファンツス属の花木(→参考:ストロファンツス・プレウシー)で全く関係ありません。
<転載、以上>
<みんなの花図鑑より転載>
【花の特徴】
"花径2、3センチの光沢がある黄色い花をつける。 5枚の花びらのように見えるものは萼片である。 園芸品種には白花やクリーム色のものもあり、八重咲きもある。"
【葉の特徴】
"葉は心形である。 葉には艶があり、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。"
【実の特徴】
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
【その他】
"和名は花や葉の様子が立金花(リュウキンカ)に似ていることからつけられたが、属は異なる。 欧州金鳳花(オウシュウキンポウゲ)として表示するところもある。"
◆画像◆
<転載、以上>