<Wikipediaより、転載>

ハンノキ(榛の木。学名:Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。

【特徴】

日本、朝鮮半島、ウスリー、満州に分布する。日本では全国の山野の低地や湿地、沼に自生する。樹高は15〜20m、直径60cmほど。湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木。花期は冬の12-2月頃で、葉に先だって単性花をつける。雄花穂は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び雄花穂の下部につける。花はあまり目立たない。果実は松かさ状で10月頃熟す。葉は有柄で長さ5〜13cmの長楕円形。縁に細鋸歯がある。良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採された。材に油分が含まれ生木でもよく燃えるため、北陸地方では火葬の薪に使用された。近年では水田耕作放棄地に繁殖する例が多く見られる。
ハンノキが密集する地域では、花粉による喘息発生の報告がある

【名称】

漢名は「日本榿木」。岩手県の地方名にヤチバがある。

【用途】

水田の畔に稲のはざ掛け用、川岸に護岸用に植栽。
治山の植栽木(荒廃地復旧対策)
材は薪炭・建築・器具・楽器用。
樹皮、果実は、古く染料にした。
最近ではそのフィトンチッド効果から消臭・抗菌などの製品が商品化される一方、鳥インフルエンザの特効薬としても注目されている
メタボリックシンドロームや糖尿病にも効果があると報告されている。

【食草】
ミドリシジミ
ハンノキハムシ

<転載、以上>