学名は、

【特徴】

葉は葉柄があり、長楕円形で先が尖り、浅く細かな鋸歯がある。

花は腋生で、直径12mmほどの白い両性花を総状花序につける。花は雨期に咲き、11〜12月に実ができる。果実は核果で球形をしており、青紫色、核果は木質で堅くこぶ状の凸凹があり、数本の溝が縦に走る。

亜熱帯気候の地に生え、ネパール・インド・中国・オーストラシア・ニュージランド・ジャワ・ポリネシア・モーリシャスに分布し、現在30種以上の同属の種が報告されている。

その種子は、別名:ルドラクシャと呼ばれています。

ルドラクシャとは、「金剛菩提樹の実」を指し、神聖なものとして大切にされてきました。
ルドラクシャの実を数珠にして祈りの際に使用したり、祭壇に安置したりと人々の生活に密着した聖樹の実です。
その名からもルドラクシャはヒンドゥー教のシヴァ神と深い関係にあり、その力が宿っているとも云われます。

「その昔、シヴァ神が生命あるものすべての幸福の為に、何年も瞑想をし続けていました。
その最中、彼らの苦しみを理解し救済したいと思う強い願望が生じ、少しだけ目を開けた時、目から熱い涙の粒が大地に落下しました。
その涙が落下した場所にルドラクシャの木が育ち、実った果実がルドラクシャ。」というシヴァ神に関わるヒンドゥー教の神話があります。

このようにして誕生したルドラクシャにシヴァ神の力が宿り、人々はルドラクシャに宿る力の恩恵を受ける事ができる様になったそうです。サンスクリット語でシヴァ神を指す「ルドラ(RUDRA)」、目や涙を指す「アクシャ(ASHKA)」その二つが並び、ルドラクシャといわれることから、「シヴァの涙」「シヴァの目」などとも呼ばれます。
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ホルトノキ属ジュズボダイジュ(Elaeocarpus sphaericus)