第2回 環境学習推進部門会議報告
:2015年7月8日<環境機構会議報告用>
第2回会議実施:7月2日(木)15:00~15:50
(出席者:前田機構長・富山部門長・渡辺・、以下は、オブザーバー高坂・関田・南)
い)今年度からの環境学習推進部門の在り方について
これまでは環境機構員、学生、教師を対象として、学内専門家や外部有識者を講師とした「勉強会」、「セミナー」、「講演会」等を実施してきたが、より学内の環境・植栽整備に直接的に繋がる「植栽管理運営活動」を通して、学生、教職員、地域住民を巻き込んでの、単なるディスプレイではない、生きた環境への関心、自らが積極的に環境に関わろうとする行動の醸成を推進する方向にシフトしてゆきたい。具体的な活動を推進することによって、多くの人に関わってもらえ、実践的な活動を通じて植栽への理解を醸成していけるような仕組みを構築したい。
ろ)現状での「植栽管理運営活動」を進める上での課題
1)施設課の緑化整備予算が削減される中、緊急度や必要性の観点から「台風や積雪時の樹木整備」に基本予算を振り向けねばならず、学内各所の「草刈り」のための予算措置ができないので、「草刈り」を新しい仕組みの中で行う必要がある。具体的には学生、教職員主体で実施することが期待される。
2)新しい仕組みが構築されねばならない理由としては、例えば昨年度の「キャンパスクリーンデー」への学生や教員の参加がほとんどなく、これまでの呼びかけ程度では奏功しないことが明らかである。また、草刈りの実施手法(どこまでやるかのプランづくりから道具等)を再検討する必要がある。
3)学内の共有エリアは、学外者が来訪し、目に触れやすい場所であるが故に、大学としての植栽管理作業に委ねつつも、各学系の研究棟等の周囲に関しては可能な限り当該の学系や講座等に所属する学生、教職員が自ら実施できるような仕組みづくり、実際の整備、事後の評価、成果の広報宣伝活動についての計画づくりが急務となろう。
は)具体的な計画案
1)7月22日(水)キャンパスクリーンデーに関する検証作業を実施する。検証項目は、
○用具について
○運営方法について
○除去した雑草等の処理方法について
○事前事後の写真撮影によるDATA収集
○参加者の声の聞き取り
○各パート責任者へのヒアリングの実施、等
である。
2)生活科学棟(総合教育3号館)をモデルとしての植栽管理運営活動推進プロジェクト
上記(ろ第3項)を進めるため、試験的にモデルケースとなるような植栽管理運営活動を行うこととする。具体的には、本年度は特定のエリアを対象としたモデル計画案を作成し、実施してゆく。特定のエリアとしては生活科学棟(総合教育3号館)を想定している。そして、実施しての成果と課題を広く学内に告知し、次年度における他の場所における実行性の高い計画立案、実施へとつなげてゆく。
<スケジュール案>
○モデル設計のためのエリア、学系・講座調査 7〜8月中
○現状管理および実施課題ヒアリング(学系・講座内、施設課) 7月上旬
○モデル案作成(本部門内)と学芸の森環境機構会議、部局長会承認 7月中~下旬
○エリア内「推進リーダー」(5名程度)選定と実施計画会議開催 7月中に
○第一期実施:学外ボランティア*による整備実施 8月中(2回程度)
*環境地域連携部門と連動し、外部の方が参加しやすい仕組みづくりを行う
○第二期実施:推進リーダーを含む学生、教職員による整備実施 9月中(1週間程度内で*)
*部門等で実施日設定可
○「報告会」計画立案 10月上旬まで
○全学内向け報告会実施・見学会実施 10月中
○次年度年間実施計画案立案 11月中
○同計画発表会(植栽管理セミナーも同時開催) 12月
○各学系、エリアごとの実施計画案立案 2016年2月
に)予算案
外部委託:植栽管理セミナー講師料 10,000円
外部委託:植栽整備ボランティアへの経費(交通費、飲食代他) 40,000円
学内協力費:サークルへの謝金 30,000円
雑草コンポスト*試験実施費用 20,000円
合計 100,000円
*コンポストは複数設置
<報告、以上>