【1985-87年に実施された植物調査報告2で知るS棟植栽とは】

2015年の現在、どこまでこの30年前の調査結果が植栽として残っているかを知るために、当時の植栽マップと植物の品種表(マップの植物番号)を以下に紹介します。

<S棟植物マップ>


<植物品種番号一覧>
3/ヒマラヤスギ、7/タギョウショウ、18/サワラ、19/シノブヒバ、48/イヌシデ、
52/マテバシイ、68/コブシ、76/シキミ、89/ツバキ、95/モッコク、101/アジサイ
112/ヤマブキ、118/カナメモチ、132/シャンリンバイ、142/ハナズオウ
148/エンジュ、161/タカオモミジ、162/ヤマモミジ、163/タムケヤマ
165/トウカエデ、166/ウリカエデ、179/ゴンズイ、185/ジンチョウゲ
190/サルスベリ、193/アオキ、201/ヤツデ、204/ドウダンツツジ、208/オオムラサキ
210/サツキツツジ、218/シナレンギョウ、227/キンモクセイ、228/ヒイラギモクセイ、242/サンゴジュ

<一覧、以上>

【S棟南側の特徴的な植物】

●南東ブロック

象徴的な樹木は、南側小径の入口の両側にある「オオムラサキ(ツツジ)」でしょう。東側の建物の中央近くにももう一株があります。>本サイトの樹木研究でのオオムラサキ(ツツジ)は、こちらから。

同じツツジの品種としては、このS棟エリア内では、南西ブロックに「ドウダンツツジ」、北側に入口小径脇に「サツキツツジ」があったことがわかります。それ以外に番号でなく、「つつじ」と記載されている品種は、おそらく、小さな株ですが、現在、このエリアで多く見られるミツバツツジの可能性が大です。さもなければ、他のエリアにも一部見られる、「オオヤマツツジ」か、「ヤマツツジ」の可能性もありますが、不明です。

●本サイトの花研究の「ドウダンツツジ」は、「サツキツツジ」は、こちらをご覧ください。
*本サイトの花研究の「ミツバツツジ」は、こちら

その次に目立つのは、「サワラに囲まれているゴンズイ」でしょう。
*本サイトの樹木研究にある「サワラ」カテゴリーは、こちら
*本サイトの樹木研究にある「ゴンズイ」カテゴリーは、こちら


●それ以外の樹種としては、「モッコク(2本)」「イヌシデ」「ヒイラギモクセイ」「キンモクセイ」の4種が見られます。こちら
*本サイトの樹木研究にある「モッコク」のカテゴリーは、こちら
*同、「イヌシデ」のカテゴリーは、こちら
*同、「ヒイラギモクセイ」のカテゴリーは、こちら
*同、「キンモクセイ」のカテゴリーは、こちら

●南西ブロック

この西側は、建物南と西端にまとまっています。

◆建物の南側は、南東ブロックと同様の「ツツジ(オオムラサキやドウダン)」が見られる他に特徴的な樹木は、「ハナズオウ」と「タギョウショウ」「ツバキ」でしょう。

*本サイトの花研究の「ハナズオウ」のカテゴリーは、こちら
*同樹木研究のマツ科のアカマツの園芸品種「タギョウショウ(多行松)」のカテゴリーは、こちら
*同 ツバキのカテゴリーは、

◆南西ブロックの西側の端に集まっている樹種で特徴的な品種は、「サルスベリ」「サンゴジュ」「アオキ」「マテバシイ」「ヤツデ」などです。もちろん、ヒマラヤスギやツツジも周辺エリアと同様に植栽されています。

*本サイトの樹木研究の「マテバシイ」のカテゴリーは、こちら
*同 「サンゴジュ」のカテゴリーは、こちら
*同 「アオキ」のカテゴリーは、こちら
*同 「ヤツデ」のカテゴリーは、

<この項、続く>