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<Wikipediaより一部、転載>

カナメモチ属 (カナメモチぞく、Photinia)は、バラ科ナシ亜科の1属。

【分類】

従来、広義の説と狭義の説とがあり、

広義のカナメモチ属 (e.g. Robertson et al. 1991) は
狭義のカナメモチ属 Photinia sensu stricto
Stranvaesia
アロニア属 Aronia
カマツカ属 Pourthiaea
からなっていた。

Guo et al. (2011)はこれらの系統関係を明らかにし3属に整理した。
カナメモチ属 Photinia (含 Stranvaesia)
アロニア属 Aronia
カマツカ属 Pourthiaea
しかし Li et al. (2012)では、アロニア属とカマツカ属の除外は確認されたが、狭義のカナメモチ属も複数の遠縁な系統からなる可能性がある(Stranvaesia はその1つに近縁である)。

【主な種】

広義のカナメモチ属は約65種を含んでいた。

カナメモチ Photinia glabra

ニイタカカマツカ Photinia davidiana (= Photinia niitakayamensis = Stranvaesia davidiana = Stranvaesia niitakayamensis)

オオカナメモチ Photinia serratifolia (= Photinia serrulata)
(シノニムP. serratifolia):中国本土・台湾から東南アジアにかけて分布する。日本では岡山県・愛媛県・及び南西諸島にかけて、点在的に分布記録があるが、このうち本土の記録は栽培個体の逸出だと思われ、南西諸島では自生が確認されているのは徳之島のみで、他の記録ははっきりしないとされる。中国では墓樹に利用されるなど栽培もされる。花に強い芳香がある。

シマカナメモチ Photinia wrightiana (= Photinia maximowiczii)
小笠原諸島・及び琉球列島に分布する。小笠原諸島では比較的よくみられるが、琉球列島では数が少ない。

ベニカナメモチ(レッドロビン) Photinia×fraseri(P. glabra × P. serrulata→カナメモチとオオカナメモチの雑種)
新芽が非常に鮮やかな赤になる。鑑賞価値が高く、生け垣などに利用される。カナメモチとよく似ているが、カナメモチの葉柄には鋸歯の痕跡(茶色の点に見える)が残るが、レッドロビンには無いことで区別できる。

【分離された主な種】

カマツカ Pourthiaea vilosa (= Photinia vilosa)
タイワンカナメモチ Pourthiaea lucida (= Photinia lucida)
シマコバノカマツカ Pourthiaea parvifolia (= Photinia parvifolia)
セイスイカマツカ Pourthiaea chingshuiensis (= Photinia chingshuiensis)

<転載、以上>
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カナメモチ属(Photinia)