<Wikipediaより、転載>

ノボロギク(野襤褸菊、学名: Senecio vulgaris)は、キク科の越年生または一年生の広葉雑草。
和名は「野に生えるボロギク」の意で、ボロギクとはサワギクのこと。オキュウクサ、タイショウクサともいう。

英語名:common groundsel、old-man-in-the-spring

【形態・生態】

茎は中空で、高さ20から40cmに直立、多数に分枝して株を形成する。色はうす緑色 - 赤紫色。
子葉は長楕円形で、葉先はややとがる。成葉は互生し、不規則に羽状の切れ込みがある。色は濃緑色で厚く、表面には毛はほとんどない。長さ3 - 5cm、幅1 - 3cm。
開花は通常5 - 8月、温暖な地域では一年中。花は1cm程度の頭状花序で、黄色い筒状花だけの花をつける。
種子は長い白色の冠毛を持ち、風にのって飛散し、繁殖する。

生育適温は7 - 35℃、25℃が最適温度である。積雪地以外では、一年中発生する。

【分布・生育地】

世界中の寒冷地 - 亜熱帯に分布する。日本では明治初期にヨーロッパから入り、北海道から沖縄まで全国に分布する。
耕作地では一般畑、果樹園、水田転作畑によく見られ、道端や空き地にも自生する。

【人間との関わり】

畑地では強害雑草となることがある。

【収斂性】

過去には血止めのために鼻血などの際に使用されたが、今日はピロリジジンアルカロイドの毒性のため推薦されない。

◆画像◆


<ボタニカルアート:1885年>


<転載、以上>
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ノボロギク( Senecio vulgaris)