【花弁の大きさによる区分】
＜参考図書：「ものと人間の文化史 桜�機廖�
桜の花はその花弁の大きさによって、「大輪」「中輪」「小輪」という表現の仕方があります。これは、他の花類とも共通しています。花(花弁)の直径を測ったときの大きさです。その詳細は、以下の通りです。
小輪：花径が約25mm以下
●代表的な品種：
丁字桜(花径が15mm前後)、深山桜(花径が15〜20mm)、林宝桜(20mm前後)、八重紅枝垂(花径が17〜25mm)、加茂の曙(花径が20mm程度)など
中輪：花径が25〜35mm
●代表的な品種：
奈良八重桜・十月桜、気多白菊、寒緋桜・琉球寒緋(花径が25〜30mm)
大輪：花径が35〜60mm
●代表的な品種：
太白(花径が54〜61mm)、千里香(花径が45〜55mm)、白妙(花径が54〜61mm)、御車返(花径が50〜58mm）、大輪大山桜(花径が40〜45mm)
超大輪：花径が60mm以上
＊現在は、太白の約60mmが最大だが、今後の品種改良で60mm以上の品種が生まれる可能性もあります。
＜以上＞