明治時代の花卉園芸産業
明治時代は、それ以前の江戸の園芸文化と多くの花が海外から、日本に紹介され、栽培されてきたことによって、開花した園芸文化の融合が進んだ時代です。
サブカテゴリー
- 令和元年12月発行の「日本花き園芸産業史・20世紀」を読んで
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日本の花卉産業界が平成25年刊行企画をしてきた「日本花き園芸産業史・20世紀」がいよいよ刊行され、その中のⅠ本編・第一章「明治・大正期の花き園芸」(小笠原左衛門尉亮軒著)からの情報を元にしたカテゴリーです。
産業としての「花き園芸」の捉え方は、非常に難しいと感じます。様々な花と人との文化を理解した上で、その文化を支える産業としての位置づけをどのようにまとめていくのか、育種、生産から、流通、保全・管理まで様々な産業が成り立ち、発展している今、その萌芽と発展をどのように産業史とまとめるかは、その文化への理解無しにはできません。このカテゴリーでは、そうした課題を元に初めての試みとしての産業史を見ていきたいと思います。
コンテンツ
- 明治の花卉園芸産業を概観する
- 明治期の花卉輸入の動き
- 明治期の花卉に関する国や東京の試験研究:その1「国の公園施策と宮廷園芸の流行」
- 明治期の花卉に関する国や東京の試験研究:その2「明治政府の農事試験場開場と花卉園芸研究」
- 明治期の花卉に関する国や東京の試験研究:その3「東京府農業試験場の中野への開設」
- 明治期の花卉園芸に影響をあたえた農業結社を知る