アリストテレスは、植物学を含む、生物学の祖として、伝わっています。以下は、Wikipediaの「生物学史」からのアリストテレスの「植物学」に関する部分の転載です。
<Wikipedia「生物学史」より、転載>
生物学の萌芽は古代ギリシアに見られる。
一般に、諸研究に先駆しているという意味で、古代ギリシャのアリストテレスをもって生物学の祖とする。「アリストテレスは実証的観察を創始した」「全時代を通じて最も観察力の鋭い博物学者の一人」などとされ、生物の分類法を提示するなどし、後世に至るまで多大なる影響を及ぼしたのである。
(中略)
植物に関する研究も行い著作もあったとされるが、失われ現在では残っていないとされる。
(中略)
アリストテレスの植物研究は失われてしまったが、植物学に関しては、アリストテレスの後継者で弟子のテオフラストスによる植物学上の完全な著作は現存している。
彼は師から伝えられた発生学的研究の価値を理解しており、植物の生殖様式の差異に重点を置き、単子葉類と双子葉類を区別した。彼の諸著作は古代から現代にまで伝わった生物学の完全な研究書として非常に貴重なものである。
<転載、以上>
このことから、古代ギリシャの植物学は、テオフラストスの植物学を知ることが重要なことが解ります。
以下の項目では、テオフラストスの植物学とその著作、文献を調べていきます。