トップ  >  花の意匠、装飾(工芸、服飾へのアプローチ)  >  風土文化:日本  >  花柄の歴史  >  からかみ  >  からかみ、その文様の歴史  >  からかみ文様の和風化ーその時代の文化と花の関係を花柄に追うー
「江戸からかみ」(久米康生著)によるとからかみ文様の和風化はそのたの中国からの輸入された文化同様に遣唐使の廃止がきっかけとなり、国風化が進んだ結果といえるようです。以下、にその文様の変遷を追うことが、その時代時代の社会の思想を反映したものになっていったと久米氏は述べられています。

<転載部分>

文様は、それぞれの時代と社会の人々の宗教的・経済的、あるいは政治的な生活のシンボルであるといわれる。原始の時代の文様は、日・月・雲といった天象、山や川の自然の風景と鳥獣などを単純な線であらわしたが、文化が進むに従って、複雑な線で美しい形が求められ、そして、その時代と社会の思想を反映したものが、主題として多く取り上げられた。

<転載、以上>

このカテゴリーでは、その文様の変遷とその特徴的な文様を調べていきます。特にその花柄を貴重とする文様ごとの担い手やその文様を好み、多く用いることで花柄文様がどのように発展したかを知り、その背景となった時代と花の関係を解き明かしていきたいと考えています。
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からかみ、その文様の歴史