<やさしいエンゲイより、転載>

■栽培カレンダー


季節・日常の手入れ
特に手入れをする必要はありません。植えっぱなしでもよく育ちます。
日当たり・置き場所

日当たりを良くすることが大切なポイントの一つです。日当たりが悪い場所で育てると花が咲きにくくなります。特に開花時期は曇りの日には花が開かないほどなので、充分に日光の当たる場所を選んで育てましょう。ただし真夏の直射日光や西日は日射しが強烈すぎて植物が弱ることがありますので気をつけましょう。日が当たっていても気温が低いとつぼみが開かないときもあり、開花には光と温度が密接に関係しています。
耐寒性のある品種は庭植えにできますが、寒性の弱い品種(特に南アフリカ原産種に多いです)は、最低5℃を目安に冬は霜の当たらないベランダや室内で管理しましょう。

水やり・肥料

乾燥に強く水はけの良い場所を好むので、水をやりすぎて過湿にしないように注意しましょう。植え付けてから芽が出るまでは土の表面が乾いたら水を与えますが、芽が出て生長してきたら土の表面が乾いてから1、2日待ってから水を与えるようにします。
花後に茎葉が枯れて球根の状態で休眠します。葉が枯れてきたら水やりの回数を減らして乾かしぎみに管理します。完全に枯れて休眠に入ったら春もしくは秋に再び生育をはじめるまで水やりをストップします。冬に休眠するタイプと、夏に休眠するタイプがあります。
肥料はあまりたくさん要りません。植え付ける際にゆっくりと効くタイプの粒状の肥料を土に混ぜ混んでおけば充分です。

用土

水はけが良ければ土質にあまり関係なくよく育ちます。酸性に弱い種もあるので庭植えは、あらかじめ石灰を混ぜ込んで中和しておきます。鉢植えは赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。

植え替え・植え付け

夏・秋植え品種は冬〜春に開花し、夏前に葉が枯れて休眠に入ります。植えっぱなしでもかまいませんが、掘り上げたい場合は6月頃に行い、球根は風通しのよい日陰で保存します。鉢植えは掘り上げずに鉢ごと雨のかからないところに置き、秋に植え替えます。

春植え品種は夏〜秋に開花し、冬の間は休眠します。寒さに弱い種は掘り上げて、霜や凍結の心配がない場所に貯蔵します。鉢植えは鉢ごと寒さの避けられる場所に置きます。

夏・秋植え8月〜10月、春植えは3月〜4月に植え付けます。庭植えは深さ2cm、球根同士の間隔を15cmはなして植え付けます。鉢植えは水はけを良くするために全体の1/4の高さまで中〜大粒の軽石を入れてその上から用土を入れます。深さは1cmくらい、5号鉢(直径15cm)に3球くらいが目安です。

ふやし方

地植えは土の中で自然に球根が増えていくのでなにもする必要はありません。鉢植えの場合はきゅうくつになるので植え替える際に球根を分けます。

かかりやすい病害虫

特にありません。

まとめ
 
水はけがよく乾燥気味を好みます
日がしっかり当たらないとつぼみが開きません
夏・秋植え種と春植え種があります


<転載、以上>