<みんなの趣味の園芸より、転載>

アカンサスが濃緑色で光沢のある大きな葉を広げて、雄大な花穂を伸ばした姿には、力強い存在感があり、花壇のフォーカルポイントとして人目を引きつけます。草丈、株張りともに1.5mほどになる大型の宿根草で、ほぼ周年観賞できます。6月から8月に咲く花は、紫色の萼と白い花弁のコントラストが際立ち、開花後も萼は長く残ります。学名のアカンサスは「とげ」の意味があり、花のつけ根の苞に鋭いとげがあることに由来します。アカンサス属は、地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も一般的で多く栽培されている種がアカンサス・モリス(和名ハアザミ)です。トゲハアザミと呼ばれるスピノサス種は、小型で花つきもよく、コンテナなどに利用するのに便利です。ほかには、冬期落葉するハンガリカス種などが栽培されています。

■画像■


<転載、以上>

地中海沿岸に約20種が分布する毎年花を咲かせる多年草で、ギリシアの国花です。
古代ギリシア・ローマ時代、コリント様式の建築に、アカンサスの葉が彫刻のモチーフとして用いられていることでご存じの方も多いと思います。ヨーロッパで主に栽培されているのはスペインからギリシアにかけてで日本への渡来は明治末期から大正にかけてのようです。それぞれの風土での変遷や文化と関わる情報は、それぞれの風土区分のカテゴリーをご覧ください。
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アカンサス・モリス、ハアザミ(Acanthus Mollis)
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