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<Wikipediaより、転載>

モチノキ科 (Aquifoliaceae)は被子植物の科で、2属約600種の木本からなり、世界各地に分散して分布する。日本にはモチノキ属のみがあり23種ほどある。
葉は互生。花は両性または単性で、放射相称、花弁・がくは4-5枚。小形で目立たない花が集散花序をつくる。子房上位、果実は数個の核を含む核果で、赤いものが多いが、イヌツゲなどは黒く熟す。
樹皮は粘り気の強いゴム状の粘着質の物質を含んでおり、かつてはこれを精製することで天然の鳥黐の素材としていた。

【分類】

クロンキスト体系や新エングラー体系ではニシキギ目に含める。
APG植物分類体系ではモチノキ目のタイプ科である。

【属】

モチノキ属 Ilex

モチノキ属(Ilex L.)の主な種は以下である。

<日本の種>

シイモチ I. buergeri
ナナミノキ I. chinensis
イヌツゲ I. crenata
ツクシイヌツゲ I. crenata var. fukasawana
ハイイヌツゲ I. crenata var. radicans
オオバイヌツゲ I. crenata var. rugosa
アマミヒイラギモチ I. dimorphophylla - 奄美大島の固有種。
フウリンウメモドキ I. geniculata
オクノフウリンウメモドキ I. geniculata var. glabra
ツゲモチ I. goshiensis
モチノキ I. integra
タラヨウ I. latifolia
ヒメモチ I. leucoclada
リュウキュウモチ I. liukiuensis
ヒロハタマミズキ I. macrocarpa
アオハダ I. macropoda
ムニンイヌツゲ I. matanoana
ナガバイヌツゲ I. maximowicziana
ムッチャガラ I. maximowicziana var. kanehirae - 別名が「シマイヌツゲ」
シマモチ I. mertensii
タマミズキ I. micrococca
ミヤマウメモドキ I. nipponica
ソヨゴ I. pedunculosa
クロガネモチ I. rotunda
ツルツゲ I. rugosa
エゾツルツゲ I. rugosa var. rugosa
ホソバツルツゲ I. rugosa var. stenophylla
ウメモドキ I. serrata
クロソヨゴ I. sugerokii
アカミノイヌツゲ I. sugerokii var. brevipedunculata
オオシイバモチ I. warburgii
ナリヒラモチ I. × kiusiana -モチノキとシイモチの雑種
オオツルツゲ I. × makinoi -ヒメモチとツルルゲの雑種

その他
セイヨウヒイラギ I. aquifolium - 観賞用に栽培されクリスマスに飾る。ホーリー。(日本のヒイラギはモクセイ科)。
ヤバネヒイラギモチ I. cornuta
イェルバ・マテ I. paraguariensis - マテ茶の原料である。

<転載、以上>
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