<Wikipediaより、転載>

ハナシノブ科(Polemoniaceae)はツツジ目の科の一つ。
世界に25属400種ほどあり、すべて草本である。北米に多く、南米アンデス地方や、アジアやヨーロッパの温帯地方にもあり、日本では九州地方にハナシノブが自生している。シバザクラ、キキョウナデシコ(フロックス・ドラモンディ)、クサキョウチクトウ(フロックス・パニキュラータ)などは、観賞用に以前から栽培されているが、近年、コベア、ギリア、ポレモニウムなどの草花も作られるようになってきた。

【分類】

Cobaeoideae - 染色体数が多く (n = 15,26,27) 、個々の染色体は小さい。分布はカリフォルニア半島から新熱帯区に限られる。
Acanthogilia - 1種。花粉の形態などは Cantua 属に類似するが、染色体数n = 9であり、分子系統では独立の亜科とされる場合もある。

Cantua
Huthia
Bonplandia
Cobaea

Polemonioideae ハナシノブ亜科 - 染色体数が少なく (n = 6-9) 、個々の染色体は大きい。

Polemonium ハナシノブ属 - ハナシノブ P. caeruleum

Loeselieae
Loeselia
Dayia
Aliciella
Giliastrum
Ipomopsis
Langloisia
Eriastrum
Gilieae
Saltugilia

Gilia ヒメハナシノブ属

Lathrocasis
Allophyllum
Collomia
Navarettia
Linanthieae
Leptodactylon
Gymnosteris
Linanthus

Phlox フロックス属 - キキョウナデシコ・クサキョウチクトウ・シバザクラ

Microsteris
Leptosiphon

【過去の分類体系】

APG分類体系ではツツジ目とされているが、クロンキスト体系ではナス目、新エングラー体系ではシソ目に分類される。

<転載、以上>