<Wikipediaより転載>

ユウゲショウ(夕化粧、学名: Oenothera rosea)は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。オシロイバナの通称と紛らわしいのでアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)と呼ぶこともある。
和名の由来は、午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされるが、実際には昼間でも開花した花を見られる。

【分布】
原産地は南米から北米南部。現在は帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布する。
日本では明治時代に鑑賞用として移入されたものが関東地方から西で野生化しており、道端や空き地でも良く見かける。

【特徴】
高さ20 - 30cm、時には50 - 60cmに成長する。茎には柔毛があり、葉はやや広い披針形で互生する。
5月から9月にかけて茎上部の葉の脇から薄紅色で直径1 - 1.5cmの花をつける。花弁は4枚で紅色の脈があり、中心部は黄緑色である。やや紅を帯びた白色の葯を付ける雄蕊が8本あり、雌蕊の先端は紅色で4裂する。


【学名】
Oenothera rosea
L'Hér. ex Aiton


<和名>
ユウゲショウ(夕化粧)、
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)

<英名>
rose evening-primrose

<転載、以上>

また、上記以外の各国語での品種名は、以下の通りです。

英語:Pink evening primrose/Rose of Mexico
ドイツ語:Nachtkerzen
チリ語:Enotera rosada
フランス語:Onagre elegante
イタリア語:Enagra rosea
スペイン語:Cruz de malta Oenothera
オランダ語:Onagra rosa


BGPlantsの学名検索では、以下に転載します。

<転載部分>

学名: Oenothera rosea L'Hér. ex Aiton
和名:  ユウゲショウ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)帰化: 148;(保育社・原色日本植物図鑑)帰化: 179;(講談社・Flora of Japan)2c: 239;
文献情報(原記載文献など): Hort. Kew. 2: 3 (1789); Munz in Amer. J. Bot. 19: 762 (1932), N. Amer. Fl. ed. 2, 5: 83 (1965); Hatus., Fl. Ryukyus: 442 (1971); Osada, Ill. Jap. Alien Pl.: 95, t. 195 (1972); E.Walker, Fl. Okinawa: 780 (1976); C.J.Chen, FRPS 53(2): 71 (2000); C.J.Chen et al., Fl. China 13: 426 (2007).
別名: アカバナユウゲショウ
生態情報: 帰

<転載、以上>

この学名から、最初の命名者がウィリアム・エイトンだということが解ります。

ウィリアム・エイトン (William Aiton, 1731年 - 1793年2月2日) は、スコットランド出身の植物学者です。
エイトンはスコットランドのハミルトンに生まれました。造園家としての訓練を受た後、1754年にロンドンへと向かい、チェルシー・フィジック・ガーデンの顧問であったフィリップ・ミラーの元で助手を務めている。1759年に新設されたキュー・ガーデンズの監督に任命され、その死まで職を務めました。
1789年には著書「Hortus Kewensis」を出版しています。
学名から、この著書で始めて紹介されたようです。


この書物の第二版は1810年から1813年にかけて息子のウィリアム・タウンゼント・エイトンによって出版されました。彼もまたキュー・ガーデンズでの仕事に携わっています。

【花と葉の姿】<2014年6月撮影・東京都>




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ユウゲショウ、アカバナユウゲショウ(Oenothera rosea)