<Wikipediaより、転載>
ヒガンバナ属(ヒガンバナぞく、彼岸花属、学名: Lycoris)は、ユリ目ヒガンバナ科(かつてのクロンキスト体系ではユリ科)の1属。リコリスとも。
英語では、hurricane lily(ハリケーンリリー)、cluster amaryllis(クラスターアマリリス)、あるいは、近縁のハマオモト属・ヒメノカリス属と合わせて spider lily(スパイダーリリー)と呼ぶ。
【特徴】
球根で育つ多年草。
葉は細長く、30〜60cm長×0.5〜2cm幅。花茎は直立し、30〜70cm高。
散形花序で4〜10の花をつける。花の色は白色、黄色、赤色、オレンジ色など。花被片(萼と花弁)は6枚で、ユリに似る。
リコリンなどの毒性アルカロイドを持つ。
【分布】
主に、日本、韓国、中国南部に広く自生する。他に東南アジア・南アジアにも部分的に分布する。
亜属
リコリス亜属 Lycoris
花被片が反り返っており、また花被片の数倍の長さの非常に長い雄しべを持つ。ヒガンバナなど。
シマンタス亜属 Symmanthus
雄しべは短く、花被片も反り返っておらず、ユリなどに似たラッパ型の花をしている。キツネノカミソリなど。
【種】
Lycoris albiflora
安徽石蒜 Lycoris anhuiensis Y.Xu & G.J.Fan
Lycoris argentea
ショウキズイセン Lycoris aurea (L'Her.) Herb. 模式種
Lycoris caldwellii Traub
Lycoris chejuensis K.H.Tae et S.C.Ko
中国石蒜 Lycoris chinensis Traub
Lycoris flavescens
Lycoris guangxiensis Y.Xu & G.J.Fan
Lycoris haywardii
Lycoris houdyshelii
リコリス・インカルナータ Lycoris incarnata Comes ex Sprenger
Lycoris josephinae
Lycoris koreana
長筒石蒜 Lycoris longituba Y.Xu & G.J.Fan
ヒガンバナ Lycoris radiata (L'Her.) Herb.
Lycoris rosea
キツネノカミソリ Lycoris sanguinea Maxim.
Lycoris shaanxiensis Y.Xu & Z.B.Hu
リコリス・スプレンゲリ Lycoris sprengeri Comes ex Baker
ナツズイセン Lycoris squamigera Maxim.
リコリス・ストラミネア Lycoris straminea Lindl.
Lycoris uydoensis
他に多くの、不確実な種や雑種がある。
<転載、以上>