<Wikipediaより、転載>

モクセイ科(モクセイか、Oleaceae)は、双子葉植物に属する科。木本で、つる性のものもある。花弁は合着して4裂(一部5−8裂)の合弁花冠を形成する。花は芳香を放つもの(モクセイ、ジャスミン、ライラックなど)が多く園芸や香料に利用される。またオリーブは食用としてよく利用される。

【分類】

約25属600種が属する。

Fontanesieae
Fontanesia philliraeoides 1種のみ。コバタゴなど2亜種が認められている。

レンギョウ連 Forsythieae
2属。

レンギョウ属 Forsythia - レンギョウなど11種。ユーラシア。
ウチワノキ属 Abeliophyllum - ウチワノキ1種のみ。朝鮮半島固有。
Myxopyreae
東南アジアに3属7種が産する。
Myxopyrum - 4種
Dimetra - 1種

ヨルソケイ属 Nyctanthes - 2種

ソケイ連 Jasmineae
果実は二裂する。ソケイ属 Jasminum 1属に200種以上が属し、一般的にはジャスミンとして知られる。ソケイ・オウバイ・オウバイモドキなど。

オリーブ連 Oleeae
染色体数n =23、真正木繊維を持つ、フラボン配糖体の存在など多くの派生形質を持つ、よくまとまった単系統群である。
Ligustrinae
ユーラシア産。2属に約65種が属する。

ハシドイ属 Syringa - ムラサキハシドイ(ライラック)など20種。
イボタノキ属 Ligustrum - イボタノキ・ネズミモチ・トウネズミモチなど45種。
Schreberinae
Schrebera - 4種。アフリカ・インドの熱帯域。
Comoranthus - 3種。マダガスカル・コモロ。
Fraxininae
トネリコ属 Fraxinus のみ。トネリコ・アオダモ・ヤチダモ・シオジなど約50種が属する。果実は翼果。
Oleinae
果実は核果。
ヒトツバタゴ属 Chionanthus - ヒトツバタゴなど約100種。
Forestiera - 15種。
Haenianthus - 3種。西インド諸島。
Hesperalea - Hesperalea palmeri 1種のみ。グアダルーペ島固有種だったが、ヤギによる食害で絶滅した。
Noronhia - 41種。マダガスカル。

オリーブ属 Olea - オリーブなど40種以上。
Priogymnanthus - 2種。南米。
Nestegis - 5種。ハワイ・ニュージーランド。
Notelaea - 12種。オーストラリア・タスマニア。

モクセイ属 Osmanthus
ギンモクセイ(銀木犀:Osmanthus fragrans;中国名:銀桂):花色は白。
キンモクセイ(金木犀:Osmanthus fragrans var. aurantiacus;中国名:丹桂) : 花色は金橙色。
ウスギモクセイ (Osmanthus fragrans var. thunbergii;中国名:金桂) : 花色は薄黄色。九州に野生。
リュウキュウモクセイ(中国名:月桂)
ヒイラギモクセイ(柊木犀:Osmanthus × fortunei): 葉の形が柊に似ている。銀木犀と柊の雑種であるとされている。
ヒイラギ(柊:Osmanthus heterophyllus)
Philyrea - 2種。地中海沿岸。
Picconia - 1種。マカロネシア。

<転載、以上>