<みんなの趣味の園芸から、転載>
■栽培カレンダー栽培環境日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。
水やり鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏に日照りがよほど続かないかぎり、水やりの必要はありません。
肥料庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
病気と害虫病気:灰星病、黒斑病、せん孔細菌病など
葉や果実に赤褐色、あるいは黒っぽい斑点を生じる灰星病や黒星病、枝や葉、実に黒褐色の病斑ができ、穴があくせん孔細菌病などは予防が大切です。
害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類、モモチョッキリなど
主に実に食い入るシンクイムシ、幹に食い入るコスカシバ、新梢や枝などで吸汁するアブラムシ類、カイガラムシ類に注意が必要です。地域によっては、幼果を落果させるモモチョッキリにも注意が必要です。
用土(鉢植え)水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7〜8、腐葉土3〜2の配合土を用います。
植えつけ、植え替え適期は12月から3月です。鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2〜3年に1回は必要です。
ふやし方つぎ木:2月中旬から3月中旬に休眠枝つぎ、9月上・中旬に芽つぎを行います。
【主な作業】冬の剪定:12月から2月下旬が適期です。ウメやスモモなどと同様、前年枝の葉腋に花芽をつけ、花芽は葉枝を伴わないので、前年枝に直接果実がつきます。混み過ぎないよう多すぎる結果枝を間引きます。残す結果枝は、短果枝を除き、側枝のはげ上がりを防ぐため、先端を1/3程度切り戻します。
夏の剪定:モモは夏によく枝が伸びるので、徒長枝を中心に不要な枝を間引き、翌年のために充実した結果枝を育成するよう心がけます。誘引や捻枝をあわせて行うようにします。
摘蕾:着花が多い場合は、短果枝や細い結果枝を中心に、上向きや1節に2花以上ついている蕾を間引きます。
人工受粉:花粉の不完全な品種では、人工受粉が必要です。
摘果:結果が多い場合は摘果をします。品種にもよりますが、30〜40cmの長果枝には2果、15〜20cmの中果枝には1果、長さ5〜10cmの短果枝は3本に1果を目安に摘果します。
<転載、以上>
●モモの剪定に関するWeb情報
*JA駒野の営農情報からの
モモの剪定の仕方